概要
今回はマルイの電動サブマシンガンMAC10の弾との相性の話です。
MAC10のレビュー本編は前回の記事をご覧下さい。こちらからどうぞ↓
最初にお断りしておきますが、前回書いたようにマルイの電動MAC10は長所が沢山あり、サバゲー用の銃の中では、私は1番気に入ってます。
また、中古で購入した事、最新ロットなら改善されている可能性もある事をご承知おき下さい。
では本題です。
ノーマルなのに装填不良!
これは中古で買って来て、最初に撃ってみた時の話です。
MAC10のノーマルマガジンはBB弾が65発装填可能です。とりあえず、弾を65発装填して試射してみました。が、弾速が低過ぎて5m先のターゲットに届きません!?
5mなのに落下弾道になり、明らかに10禁のエアコキパイソンより低い初速です。
なんじゃこりゃ?と思ったけど、とりあえず発射は出来るので、そのまま撃っていると20〜30発撃った辺りから段々まともに飛ぶようになって来ました。
まともに飛ぶようになった後は電動スコーピオン同様、精度が良く、立射でも5m先の33×24ミリのターゲットにほぼ全弾的中します。
嬉しくなって、もう一度弾を65発装填すると、今度は弾が出ない!?一度マガジンを抜いて撃ってみると発射されました。
もう一度マガジンを挿して撃つと、さっきと同じ症状!最初の20〜30発は弾が出なかったり、ヒョロヒョロ弾になったり・・・。
色々試してみた結果、弾をフルに装填した状態、つまりマガジンスプリングのテンションが強く掛かっている時に、弾が出なかったり低初速になる症状が出るようです。
これは、後日、秋葉原で買って来た新品の多弾マガジンでも同様でした。多弾マガジンのゼンマイをカチカチ鳴るまでフルに巻ききると、同じ症状が出ました。
フルに巻ききらず、敢えてゼンマイを弱めに巻いて撃ってみると正常に発射されました。
ネットで調べてみた所、弾をチャンバーに送り込む給弾スプリングのテンションが弱いようで、
マガジンに弾がいっぱい入っていてマガジンスプリングが縮みきっている時には、給弾スプリングで押し込む力がマガジンスプリングの持ち上げる力に負けてしまい、
弾がチャンバー方向に前進しない、若しくはチャンバーパッキンの定位置まで押し込みきれずに低い弾速になる、という事のようです。
応急処置
マガジンスプリングを微妙に弱らせてみました。
やり方は簡単。マガジンに弾を目一杯装填して一晩置いとくだけです。これだけでスプリングの自由長が少しですが短くなりスプリングが弱くなります。
これで試しに撃ってみると、昨日はまともに撃てるのが大体25発目くらいからだったんですが、5発分程改善し、20発目くらいになりました。
さらに説明書に従って、チャンバーにシリコンスプレーを少量噴霧してみると(オイルが広がるようにフルオートで作動させながら噴霧してみました)、更に改善し、約15発目くらいになりました。
でも、これでは完全に解決したとは言えません。やっぱり最初の1発目から気持ち良く撃ちたいです。
BB弾による違い
チャンバーへの装填時の抵抗が問題なら、表面がツルツルな弾の方が抵抗が少ないのでは?と思い、試しにBB弾を替えてみました。
とりあえず、家に在庫があるサバゲー用の弾はインドアサバゲー兼スピードシューティング用のマルイ0.2gプラ弾、アウトドアサバゲー用マルイ0.25gバイオ、S&Tの0.25gバイオです。
不具合が出た時に使っていた弾は、S&Tの0.25gバイオ弾でした。秋葉原で買うと1発あたり0.3円です。パッケージが変わって白い袋になったやつです。
この弾で電動スコーピオンや次世代HK416の場合は、普通に気持ち良く撃てます。
今回は試しにマルイの0.25gバイオ弾にしてみます。こっちは1発あたり0.5円です。
S&Tに比べるとマルイの弾はローダーでマガジンに装填する時、軽い力で入ります。それだけツルツルなんでしょうね。
で・・・撃ってみると最初の1発目でいきなり金属ターゲットがキィーンと吹っ飛びました!?かなりビックリしましたが、
続けて撃ってみると、そのまま連続して10発連続でターゲットにヒット!!
勿論、マガジンには65発のフル装填です。
そのまま、多弾マガジンのゼンマイをカチカチ鳴るまで巻いた時、またマルイの0.2gプラ弾ではどうか?等を試してみました。
結果は・・・マルイの弾なら全く異常なし!!でした\(^^)/
どうやら弾がツルツルじゃないと綺麗に装填されないようですね。
S&Tの弾は、確かにマルイの弾に比べるとザラザラ感がありますが、同じマルイのスコーピオンや次世代で普通に撃てたので、まさかMAC10だけ駄目だとは予想外でした。
とは言え、純正の弾を使うというのは、本来の使用方法なので、これはマルイを責める訳にも行かないでしょうね。
解決策が分かって一安心ですが、ばら撒きサブマシンガンで近距離フルオートでばら撒くんだから、安い弾を使いたくなるじゃないですか。
まだ試してはいませんが、ツルツル度としてはマルイと同レベルのG&G辺りでもイケるんじゃないか?と思っています。マルイより少し安いし。
今回の不具合は、果たして銃の不具合と言って良いのか・・・?
マルイの他の銃で使えた弾だから・・と言い訳したい気もしますが、「安い弾使うからだよ!」と言われれば、その通りです。
ただ、スコーピオンや次世代HK416に比べて、MAC10だけが、マガジンスプリングに強めの物を使っていると思います。ローダーでマガジンに弾を装填する時の抵抗感が、MAC10だけ明らかに重いからです。
もしかしたら、マガジンスプリングを弱めるだけで簡単に解決しそうな気もしますが、まだ試していません。マガジンスプリングの自由長にそれ程余裕がないので。
安い弾が使えない程度でMAC10を嫌いにはなりません。長所があまりに魅力的だからです。それについては前回のレビュー記事で↓
とりあえず、普通に撃てるようになったので、しばらくは、これで森の中に潜みます。(^^)
では今回はこの辺で。
後日追記
先日、千葉のスプラッシュにMAC10を持って行きました。他のフィールドでは見た事も無いような深いブッシュが生い茂る野生味溢れるフィールドでした。
大人の身長より高い雑草がフィールド全面を覆い尽くしていました。
つまり、視界がブッシュで遮られるので見通しが悪く、音が重要な索敵ファクターになるんです。
そこでアンブッシュしていると、敵が草を掻き分けて歩いて来る音がよく聞こえました。
そして草の隙間からチラっと敵が見えた瞬間、ポスポスっと待ち撃ちすると、面白いようにヒットが獲れました!
撃たれた敵はヒットコールしながらキョロキョロして、どこから撃たれたのか分からない様子。
透明人間ってこんな気分でしょうね!(ここでピンクレディを思い出した方、同世代です)
そんな調子で1日遊んでいたら、
3フラッグタッチ賞というワッペンをいただきました。人数が少なかったので普段より獲り易かったようですが、本来なら難易度の高い賞です。
これがあれば、24時間耐久サバゲーに優先枠で出れるみたいです。
スプラッシュは面白いですよ。オーナーの内藤さんや隊長の案部さんは、私の恩人である大門団長にサバゲーの技術を教えた、言わば先生です。
そんな生き字引のような人達が、サバゲーをもっと楽しくするにはどうしたら良いか?とか、大門団長の昔の話とか、色々な事を教えてくれます。
因みに恩人というのは、YouTubeのレベサバテクニック編を見たお陰で、「サバゲーって、すぐ撃たれるだけで、つまんねぇな」から「サバゲーって、こんなに面白いもんだったのか!」に変わったからです。
それにしても、この日で再確認しました。MAC10、強いです!
特に視界の悪い所では、顎に土が付くほどの低い匍匐前進をしなくても、簡単に見つからないので、MAC10の長いマガジンでもちゃんと伏せ撃ちも出来ました。
森と言うより、背の高い雑草で真価を発揮するMAC10!楽しい銃です。(^^)
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