私の50mシューティングレンジの紹介

50mシューティング

概要

今回は、私がいつもVSR-10で50mシューティングを楽しんでいる射場を紹介します。ただ、専用の施設ではないので詳細な場所は御勘弁願います。

50mシューティングとは、50m先に置いた直径30センチ前後(私の場合は32センチ)のフライパンに、一回当たり30発撃って、何発当たるか?という遊びです。

競う相手は過去の自分の記録です。

YouTubeに50mシューティングの動画を投稿されている方も何人かいらっしゃいますが、明確化されたルールもレギュレーションも無い為、他の方と命中数などを競うのはあまり意味がありません。

過去の自分に勝つ!

これが1番単純明快で面白いと思います。インチキしたら自分自身が納得いかないでしょうし。

射場が欲しい!

最初のVSR-10.Gスペックを買ってしばらくすると、部屋撃ちだけじゃ物足らなくなり、何処か広い場所で撃ってみたい、と思うようになりました。

その頃は、サバゲーも多少やっていたのですが、サバゲーに持って行くのは、フルオート射撃が可能なアサルトライフルやサブマシンガンでした。

VSR-10をサバゲーに使わない理由は大きく分けて2つです。

  • フルオート射撃の出来るシューティングマッチが殆ど無いので、フルオートならシューティングよりサバゲーの方が遊べる場所が多い。
  • サバゲー初心者の私がスナイパーをすると、チームに迷惑だし自分も楽しめない。

サバゲーはサバゲー特有の面白さがあります。

敵の進行ルートを予測する戦略要素、敵より先に索敵する、かくれんぼ要素、味方と連携して有利な状況を作るチームスポーツ要素、物陰に身を隠しながらも正確に射撃するタクティカル要素、好きな軍装等を楽しむコスプレ要素など、サバゲー特有の面白さはシューティングには無いものです。

私の場合は、単に撃つ事だけに全神経を集中出来るシューティングに魅力を感じました。

どのくらい速く撃てるか、どのくらい小さな物に当てられるか、どのくらい遠くの物に当てられるか・・・

どのくらい、というのは数値化出来ます。数値化出来れば、自分が向上したのか堕落したのか一目瞭然です。

ただ的を撃つだけなら、家から遠いサバゲーフィールドの試射レンジや有料シューティングレンジまで行かなくても、近所で撃てる場所を探せば良い、と思いました。

手軽に撃てる、というのも、実銃ではなくエアガンを趣味に選んだ理由のひとつですしね。

場所探しにひと苦労

でも、実際の場所探しは思った以上に大変でした。

いくらエアガンとは言っても、あまり人目に付くような場所では駄目です。

エアガンは詳しくない人から見れば、本物の銃にも見えます。

本物ではないと理解しても、危険な物、という認識で銃を毛嫌いする人は多いですからね。

知らない人が武器を持っている姿を見たらどう思うか?を想像する事は重要です。

しかも私の場合は、直線距離で50mちょっと必要です。人が殆ど来ない50mの直線って、探すとなかなか無いもんですね。

地方であれば、ちょっと近所の山まで行こうかな、となるんでしょうが、私の場合、近所に山なんてありません。

人目に付かない場所を求めて、数ヶ月かけてあちこち探し回りました。

ある日、オフロードバイクで走っている時に、普通の車やバイクでは入れないような、大量の雑草が生い茂っている場所を見つけました。

近くに道路も民家も無い、膨大な量の雑草が群生するような場所です。

どう見ても誰も来なそうな場所でしたが、おもちゃの弾とはいえ「他人を失明させる威力のある弾を撃つ」んです。

もし、弾が標的を外れて飛んで行った場合、その先がどうなっているのか?人が通れるような場所なのか?もしも人が来た時に自分からすぐに見えるような地形なのか?などの確認も重要です。

そういう条件も含め、通行人は皆無だしアウトドアレジャーのスポットでも無さそうです。

と言っても専用施設では無い、あくまで公共の場所なので、エアガン遊びをするにあたり、所轄の警察署に「この場所でエアガン遊びをして良いか?」と確認しましたが、特に問題は無いようです。

私は運良く、条件に合致した場所に巡り合えましたが、都会になればなる程、場所探しは大変です。

気候の変化や虫刺され対策も必要だし、トイレも自販機も無く、毎回、大きな荷物を足場の悪い所まで運ぶ労力も馬鹿に出来ません。

車で行ける程度の距離なら有料シューティングレンジの存在意義は大きいな、と思いました。

関東圏であれば、所沢のバトンレンジには室内50mレンジ、千葉県の屋外サバゲーフィールドには50〜60mくらいのシューティングレンジが沢山あります。

ただし、サバゲーフィールドの場合、ゲーム中は使用禁止という所も多いです。

バトンレンジの場合、室内という素晴らしい環境ですが50mの場合に限り、JSC(ジャパンスティールチャレンジ)用のコースの一部を併用する形になるので、JSC練習の方が多そうな時は混み合うかもしれません。

JSCを狙っている時点で本気モードという事でしょうからね。私のようなお遊びシューターとは気合いが違います。ちょっと邪魔する気にはなれません^^;

私はバトンレンジで50mを撃つ場合、ハイキャパも持っていって、JSCの方が来たら一緒に遊ばせてもらいます。

気分転換になるし、色々教えてもらえるし、バトンレンジにはコンプレッサーもあるのでガスも要らないし、ジャンル違いのシューティングの楽しさを再確認出来るし、同じ趣味の人と話すと楽しいし、良い事尽くめです(^^)

50mシューティング用品

とは言え、大自然の中で1人でボーっとする贅沢な時間も最高です。

私が銃や弾以外に射場に持って行く物を紹介します。

ターゲットとなるフライパンです。直径は32センチあります。表面が黒いので白い弾の着弾が見えやすいです。

フライパンの持ち手を三脚のハンドルに大型洗濯挟みで固定し、風見としてリボンを挟んでいます。

50mを測定する巻尺です。

完全な平地ならともかく、荒地のような場所なので、測定誤差がある事を前提に、フライパン表面から銃口まで51メートルになるように設定しています。

銃を依託する三脚には、スマホホルダーを付けてストックが嵌るようにしています。

他には、動画撮影用のカメラや折り畳み椅子など。

愛用していたキャンプ用の椅子が壊れたので、モンベルの椅子を買いました。

地面は草と泥だらけなので、荷物を置くシートや長靴は必須です。

その他、その時期に応じて飲食物や虫除けスプレー(超重要)、痒み止め薬、ティッシュ、雨具、防寒着、軍手などなど。

全て詰め込めるような登山用大型リュックがあると荷物運びが楽です。ライフルが入るような超大型リュックは高いので、せめて銃以外は全部入るようなリュックがあると良いです。

私の場合、バイクで行く事が多いので超大型リュックを奮発しました。電車でサバゲーに行く時も使えて便利です。

四季の変化

夏の炎天下では熱中症との闘いになるので、多量の水分持参は欠かせず、多量の汗が眼に流れ込むし、蒸し暑さでボーッとするし、蚊も蜂も飛んでるし、快適とは程遠いです。

冬は、吹き抜ける寒風の中で、長時間じっと座っている事になるので、相当な厚着が必要です。それでも手足の感覚は無くなります。加齢と共に寒さが骨身に染みるようになった為、結構きついです。

今年の冬は、アウトドア用のストーブとコーヒーを持って行こうかな。寒い時の温かい物って幸せですよね。

春と秋はそれなりに快適です。が、油断して虫刺され薬や防寒着を忘れると酷い目にあいます。

1年を通して見ると、夏と冬は過酷ですが、平穏な春と秋より思い出が多いです。アウトドアドアの醍醐味という意味では、ある程度過酷な方が楽しいのかも知れません。変態ですね(笑)

日々の喧騒を忘れて、自然の中で独りの時間を過ごすのは、贅沢で有意義な癒しのひとときです。

同時に大好きな射撃も楽しめるんですから、私にとっては、過酷な楽園⁉︎です。

朝陽に照らされるフライパン。至福の刻です。肉体的に過酷な一面もありますが、精神的にはこれを超える解放感はありません(^^)

では今回はこの辺で。

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50mシューティングのYouTube動画はこちら

織田竜二
エアガンでのシューティングを趣味として楽しんでいます。ここで言うシューティングとは、紙や金属の的を許可や免許が不要な銃で撃つ射撃遊びの事です。個人的には金属の標的を撃った時の音とアクションが大好きです。APS(小さな的を狙う精密射撃競技)やPPS(プラクティスポスタルスティール:早撃ち入門競技)等の既存のシューティング...

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