ガスブロを圧縮空気で撃ちたい!vol.11 JSCロングガン仕様マルゼンスコーピオン.フロンガスと圧縮空気の初速編

ガスブロを圧縮空気で撃ちたい

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概要

今回は、JSCロングガン仕様のマルゼンvz61スコーピオンの初速が、フロンガスと圧縮空気でどのくらい変わるのか?を試合のように速射しながら計測します。

フロンガスが冷えた時にちゃんと中たるのか?を実射で確かめようと思っているのでその前に初速の安定性を確認します。

JSC(ジャパン・スティール・チャレンジ)のレギュレーションでは、ロングガン部門で使用可能なパワーソースは

  • 電動:バッテリーを本体かマガジンに内蔵。
  • フロンガス:純正のリキッドチャージ

これだけです。

つまり外部ソース全般・CO2全般が使用出来ません。

こうなると電動が有利でしょうね。一昔前ならいざ知らず、今はプリコック・電子トリガー・リポバッテリーなどの進化により、ウイィ〜ン・・・ポン(笑)とか言ってた頃の電動とは別物です。

このふたつはエアソフト97のデモ機です。店内で空撃ちさせてもらいました。このレベルのカスタム銃ならトリガーレスポンスはガスブロと全く変わりませんでした。

因みに下位機種やノーマルだと「これならガスブロの方が・・・」とエアソフト97の店員さんとも話したので、最新のレスポンスを手に入れるには少なくとも¥10諭吉〜の出費が必要です。(^^;;

そこまで電動が嫌いな訳じゃないんですが、ガスブロを撃つたびに「あ〜、やっぱりコレの方が実銃の感覚に近いな」と思っちゃいます。(同じとは言いませんが)

JSCロングガン仕様スコーピオン

JSCのレギュレーションで1番のネックだった「全長60センチ以上」をクリアする為に延長ストックを付けたスコーピオンです。

サイレンサーを付けるとか、前側を伸ばす方法もあったんですが、今回は試験的に手曲げアルミ棒でストックを作ってみました。

ドットサイトはマルイのマイクプロサイトです。この仕様の詳細はこちら

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つまり発射機構も含め、中身はフルノーマルです。

今回は久しぶりにフロンガス仕様ノーマルマガジンの出番です。ガス漏れはありませんでした。

使う弾

今回も弾はマルイの0.2gプラ弾です。0.2gプラ弾で3〜4mのAPS練習(お座敷APS)にもギリギリ使えるくらい高精度だと思ったのは、マルイとG&GとBLSの0.2gプラ弾です。

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弾速計

弾速計はいつものXCORTECH X3200です。因みに弾速計は警察が怖いからしょうがなく買う物じゃありません。弾速計は面白いオモチャです。

自分の銃の性能、カスタムしたらどのくらい変わったのか、弾を変えれば変わるのか、気温が変われば変わるのか、どうすれば初速が安定するのか・・・などなど、試した事の効果を確認する為に欠かせないのが弾速計です。

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初速測定

弾速計の周りが狭いので延長ストックを外しました。

圧縮空気の初速

ではプロテックBull-01による圧縮空気の計測からやります。

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レギュレーターの調整弁で2次圧力(銃に送る空気圧)を変える度に5発ずつ撃って数値が3番目の弾速計の写真を載せます。

前回のハイキャパでも限界だった1.5気圧から。(前回同様、表示はMPaですが気圧と略します。正確には1MPa≒9.869気圧ですから誤差はあります。ご了承下さい)

1.5気圧だと10禁みたいな初速ですね(笑)。でも弾が出たり出なかったりするので、これで使うのは無理です。

2気圧に上げます。

50.79m/sでした。1.5気圧よりマシですが、たまに弾が出ない事があります。

2.5気圧ではどうでしょう。

56.27でした。この辺から弾が出ない事は無くなります。ホールドオープンはしたりしなかったり。

3気圧です。

62.21でした。これは実用域です。銃を労わって弱めで練習したい時はこのくらいで大丈夫でしょう。

これで1000発ほど鉄板を撃って練習してみましたが問題ありませんでした。

3.5気圧では。

68.39でした。ブローバックも力強くなってきました。

4気圧まで上げます。

71.94。けっこう迫力あるブローバックがきます。真夏のフロンと比べると弾速は少し低いけど、ブローバックは同等レベルな気がします。何でだろう?

調整弁は全開!4.5気圧です。これだけはピークが知りたいので最高値の写真です。

これは興味深かったんで30発撃ったんですが最高値は79.89でした。下がった時でも77〜78くらいだったので、後述する温めたフロンより少し強いですね。

ブローバックの反動の強さは脳内麻薬ドバドバです!感覚的にはCO2のガスブロと同じくらいです。

フロンガスでの弾速

ここからはフロンガス仕様のマガジンを使います。装弾数は30発、使用したガスはウッドランドの134aです。

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フロンガスの弾速測定では「速射するからガス圧が下がる」事がチェック項目です。なので撃ち方も圧縮空気とは変えます。

ガスタンク容量は約9gです。冷えに強いと定評のマルイのハイキャパは約23gの容量なので、ハイキャパに比べると冷えには弱いです。それだけ気化室の大きさが違いますからね。

スコーピオンの場合は実銃設計に倣い、マガジンを素手で握って温めながら撃つ!という技も使えるんですが、マガジン差し込み部分に負担が掛かるのでトラブルの原因にもなりかねません。

今回の主旨はフロンガスリキッドチャージで試合に出て速射した時のガス圧の低下を見たいので”マガジン握り”はしません。

敢えてマガジンが冷えるような試合を模した速射をしてみます。

1ストリングで1ミスするという想定で6発を1ストリングとして、6発1セットを可能な限り速く撃ち、1発目と6発目の弾速計の写真を撮ります。

出来れば6発を3秒くらいで撃ちたいんですが写真撮りながらなので難易度高そうですね。カメラと銃を台に載せた方が良さそうです。

これを5回繰り返します。セット間のインターバルは2秒以内にします。これはストリング間のインターバルを想定しています。

マック堺さんの動画を観るとストリング間のインターバル、つまりストッププレートを撃ってから次の初弾を撃つまでの時間は早い時でも5〜6秒は掛かっているので、この数秒でガス圧が回復します。2秒だとガス圧の回復時間としては試合より厳しい条件です。

冷えたマガジンの場合

まずはガスを注入したばかりで全く温めていない冷たいマガジンでの弾速を計測します。

1セット目

初弾は71.34m/s出ました。6発撃つ間に6m/sくらい下がってますね。

2セット目

インターバルでちょっとだけ回復しました。1セット目の6発目より初速が速いです。

6発後の落ち方が1セット目より少ないですね。

3セット目

6発後の落ち方が更に少なくなって来ましたね。

4セット目

たまたまだったようです。今度は5m/s以上落ちました。

5セット目

最終的に52.17m/sまで落ちました。圧縮空気で言えば2.0〜2.5気圧相当です。2.0まで落ちると不発がたまにあったので、ギリギリ撃ち切れるという感じですね。

温めたマガジンの場合

今度はガス満タンのマガジンを体温で温めました。最も体表温度が高いのは◯◯ですが、試合会場でそんな温め方をすると逮捕されかねないので腋窩で温めました。目安として手で握ると温かいと感じる程度です。

1セット目

初弾(最大初速)は77.88m/sでした。圧縮空気で言えば4.5気圧より少し低いくらいなのでドライヤーで人肌以上に温めれば4.5気圧を超えそうです。やり過ぎると爆発します。

6発後の落ち方が少ないですね。まぁ、たまたまでしょ。

2セット目

インターバルで僅かに回復して・・・

ここで早くも、冷えたマガジンの初弾と同程度になりました。

3セット目

冷えたマガジンの2セット目と同じ位になるかと思ったら、そこまでは落ちないですね。

4セット目

ここでやっと冷えたマガジンの2セット目の初弾くらいに落ちました。

5セット目

インターバルでやたらと回復しましたね。ガス圧が大幅に回復したと言うより計測誤差の影響が大きいような気がします。

最終的に62.44m/sまでしか落ちませんでした。冷えたマガジンの3セット目と同じ位ですね。

62m/sというと圧縮空気で言えば3気圧と同程度です。これなら動作不良の心配は殆ど無いと思います。

フルオートで1マグ撃てる?

今回の計測時の室内気温は約18℃でした。

アウトドアサバゲーならともかく、JSCロングガンが開催される産業貿易センターやタゲワンの室内気温が真冬の寒さって事も無いでしょうから、試合に近い条件での計測が出来たんじゃないかと思います。

この結果を見ると、フロンガスで撃つならマガジンをしっかり温めれば、冷えて撃ち切れないという事はないと思います。

よく、ガスブロ好きなYouTuberさんが「フルオートで1マガジン撃ちきれるか?」という動画をやってますが、あれは参考になると思います。

フルオートなら今回私がやったセミでの速射よりマガジンは冷えるので、それでも大丈夫なら試合中も問題無いでしょう。

因みにこのスコーピオンの場合、ガス入れたての冷えたマガジンでもフルで1マグ撃ちきれます。

銃によってガスタンク容量も違えばブローバックエンジンも違うので、銃毎の確認が必要です。

中にはフルオートで1マガジンを撃ちきるのが難しい銃もあるでしょう。そういう銃は予備マガジンを用意して温めておいた方が良いと思います。

そういう銃って浪漫要素が強い銃が多いですよね。個人的には浪漫銃は大好きなので、あれこれ工夫して晴れ舞台で活躍させてやって欲しいと思います。珍しい銃をお持ちの方、是非会場で見せてください(^^)

みたいな・・・

まとめ

この後、5m実射でグルーピング計測をやろうと思ってたんです。試合を想定した速射で圧縮空気と比較しながら。理由は・・・

「ひとついい事おせえてやるよ。こんなもんはな、撃てて当たりゃいいんだよ」byレヴィ:ブラックラグーン

レヴィ姐さんの言う通り、弾速がどうだろうと、ちゃんと中たるならそれでいいんです。それを確かめたかったんです。

ただ、そろそろワードプレスアプリが重くなってきたので、それは次回にします。

では今回はこの辺で。

次回はこんなのやります↓

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