概要
今回はサファリランドの015ホルスターのレビューです。今回の対象は、まだレースホルスターを持っていない人、です。
経験豊富な方には物足りないと思いますが、私自身がレースホルスターを初めて買ったので、率直な感想を書きます。
組み合わせる銃は東京マルイのハイキャパ5.1です。
空気だけで撃ちたくて、マガジンは外部ソース仕様になっていますが、集光サイト以外は本体はノーマルです。外部ソースについては別の記事に書きます。
015を買った経緯
015のレビューはまだ先です。レビューを早く見たい方は、この項は飛ばして下さい。
ハイキャパ5.1を買ってしばらくはホルスターを持っていませんでした。
理由は、ドットサイトを付けたくて、フロンティアオリジナルハイキャパ用マウントベースを付けていたんですが、このマウントベースがフレーム下部に大きく出っ張っているので、サファリランド014以外の殆どのホルスターに入らなかったからです。
当時はハイキャパをインドアサバゲーにメインアームとして使っていたので、ホルスター無しでも不便を感じませんでした。
初めて出場したシューティングマッチのJWCSにはエントリークラスという、ホルスター不要のクラスがあったので、それに出場しました。
最近では、PPSという初心者向けの大会が、ホルスター不要クラスを設けているようですね。
お座敷シューティングやサバゲーで使うような銃と装備で、そのまま出場出来るシューティングマッチは、シューティング初心者には有難いです。
出場してみたら、思った以上に面白くて、フロンティアのスティールプレートセットを買っちゃいました。
マウントベースと違い、このプレートセットはお勧め出来ます。弾が当たると、とても良い音がして撃つのが楽しくなります。それだけで幸せ度が少し上がる程。
その後、ドットサイトとマウントベースは取り外して、集光サイト仕様にしました。同時に安物のタクティカルホルスターも買いました。
集光サイトとは言えオープンサイトなので、ドットサイトより難しいんですが、だからこそ面白いという事に気付きました。
また、ドットサイトを外した事により、小さなガンケースにも入るので、シューティングレンジに電車やバイクで行く時、荷物が小さくて楽です。
集光サイトを付けて、安物だけどホルスターも買って、空気で撃てるから沢山撃ちまくって・・・ハイキャパが以前より楽しくなって来ました。
毎日毎日、カカンカンカカンと鉄板の音を楽しんだいると・・・ホルスターを固定していたベルトが壊れました。
ベルトと言ってもウェイトトレーニング用の腰ベルトです。新品ならかなり頑丈で大人がぶら下がってもびくともしない強度があります。
ただ、25年も経つと話は別です。写真のようにボロボロになってきます。まだ辛うじて使えますが、完全に切れるのも時間の問題です。
そろそろベルトも買わなきゃな・・・と思っていた矢先でした。
せっかくだから、ちゃんとしたシューティング用のベルトでも買おうかな、と秋葉原をブラブラ・・・この時点では、ベルトだけ買うつもりでした。
ふらりと入ったお店で見てしまったサファリランド015!やっぱり、実物を見ると格好良いなぁ・・・。実売価格で約¥27000、さらに輸入税も掛かるらしく、ベルトと合わせると総額約¥40000。迷いました、かなり。
ぶっちゃけ、機能面でこの015と遜色ない、レプリカやバッタモンではない実物系のレースホルスターが、1万五千円前後で売っているのも知っています。
ただ、以前、サファリランドの014を買おうかなぁ・・・と迷っていた時に、迷ってる間に売り切れてしまい買えなかった事があります。
手に入らなくなると欲しくなるのが人情です。いつの間にか、サファリランドへの憧れが膨れ上がってしまいました。
そんな折に見かけた015!ここで脳内天使(顔はカリオストロ伯爵)と脳内悪魔(顔は峰不二子)が戦います。
悪魔「あら、015じゃない、買っちゃいなさいよ」
天使「ちょっと高いんじゃないのかね?ただでさえコロナで収入が減っているのだろう?」
悪魔「よく見てみてよ。黒光りしてて綺麗じゃない」
天使「黒光りとは、なんと下品な!!◯◯◯◯のようではないか」
悪魔「男らしくて良いじゃないの。またチャンスを逃して後悔したいの?」
天使「・・・」
という、下らない出来レースの結果、015を買う決断に至ります。
当初の目的だったベルトは、015に合わせて在庫の中から選んだ結果、ブレードテックのコンペティションスピードベルトになりました。
015とベルトの開封
それでは015を開封します。
これが品番のようです。
中身は、015本体と調整用工具(ただの六角レンチです、特殊工具はありません)、英語の説明書、サファリランドのステッカー、でした。
ブレードテックのベルトの方はインナーベルトとアウターベルト、アウターベルトの先端を留める短いベルクロです。
これが正式な商品名のようですね。
このベルトのサイズ選びはウエスト実測値に2インチ足したサイズが良いそうです。
私のウエストは約96センチなので、今回買った40インチのベルトは、ほぼウエスト+2インチに合致しています。
015の調整機構
最初に短所から書きます。この015には、銃をホルスターから引き抜く時に、どのくらいの強さで引っ張れば、カチッと外れるか?を調整するアジャスト機能がありません。
買う時は、本体の裏側のボルトがアジャスターだというスタッフさんの説明だったんですが、これは単なるインナーパーツの固定ボルトでした。
説明書を読んでも記述は無く、買ったお店に電話してみて、買った時とは別のスタッフさんが電話に出てアジャスターが無い事を知りました。
このお店はサファリランドの日本総代理店だそうですが、商品知識の無いスタッフさんが居る事は少し不安ですね。
どの位でカチッと外れるか?は個体差があるようで、店頭で触らせてもらった他の個体は、少し強く引っ張らないと抜けなかったのですが、買った個体は、カチッという音もしない程、軽く抜けます。
緩すぎないか?と思うほど軽めですが、銃を保持出来ない程ではないので、レースホルスターとしては、これで良いんだと思います。
もし、015を買うなら自分の銃を持参して、現物確認した方が良いと思います。
その他の調整機構は、レースホルスターならこんなもんかな、という感じ。
本体とベルトへの取付パーツの結合部は、球形状になっており、金属パーツなので剛性は高いと思います。しっかり締めれば手で強く曲げようとした程度では動きませんでした。
本体の取り付け高さ調整は5段階です。写真が横向きですいません。
アウターベルトへの取り付け部。ここも全て金属パーツで剛性があります。
ロックレバーは、まぁ普通に扱い易い位置だと思います。
内部機構を上から撮ってみました。ライトの光を当てたら、やたら白い粒々が見えましたが、普段はこんなの見えません。
全体像です。左の黒いバッグは外部ソース用です。外部ソースについては別記事に書きます。
実射してみると
比較対象として、今まで使っていたカイデックスホルスターと比較します。
気になるのは抜く早さなので、8〜15センチの4枚の鉄板に向かって、初弾撃ちだけを1000発くらいやりました。
一応、タイムも測りましたが、流石に1000回分はウザいので、ここには載せません。
トータルすると、だいたい0.5秒くらい、レースホルスターの方が早いような気がします。もっと慣れたら、もう少し差が開くのかも知れません。
それにしても、レースホルスターでの初弾練習は楽しいですね。何だか自分が上手くなったような錯覚を起こします。
015は買いなのか?
015へのこだわりが特に無いなら、もっと安いレールホルスターで良いと思います。前述した調整機構は個体差任せだし、スタッフさんの説明も不安が残ります。
レプリカ系だと、数千円で買えたとしても色々と調整や加工が必要な物が多いようですが、実物系のホルスターでも、015より1万円位安いのがあるみたいですし。
耐久性はまだ分かりませんが、いずれ壊れるんだろうな、とは思っています。でなければ、もっと良いのが欲しくなったり。
カイデックスホルスターと違って、色々と応力が掛かりそうな部位も多いので、耐久性に過剰な期待をしない方が良いでしょうね。
ただ、後悔はしていません。他のレースホルスターを知らないという事と、初弾練習が楽しくて、いつの間にか1000発も撃ってた、なんて初めてです。
私の知る範囲内では、レースホルスター禁止なのは、ジャパンスティールチャレンジとフォーリングプレートのタクティカルクラスとアンリミテッドのコンシールドキャリーとカウボーイクラスだけです。
明確な目標が決まっている人ならともかく、色んなシューティングマッチに出て遊んでみたいな、という人なら、レースホルスター使用可能なクラスの方が多いんじゃないか?と思います。
レースホルスターが初めての方への注意点は、カイデックスホルスターと比べると、ホルスターに戻す時、ちゃんと嵌った事を確認しないと、大切な銃が床に落ちる事です。
私は一回やらかしました。銃は運良く壊れませんでしたが競技なら失格だし、何より銃が可哀想なので。
どんな人におすすめ?
サファリランドが大好きな人以外は、もっと安い実物系レースホルスターをおすすめします。
工具を色々持っていて、多少の加工なら大丈夫という人は、数千円レプリカでも良いと思います。
サバゲーと兼用したいなら、カイデックスホルスターの方が良いと思います。
極論すれば、ホルスターが無くても参加出来る初心者向けのクラスもPPSやJWCSにあります。
未経験の方には、まず、鉄板を撃つ楽しさを味わって貰いたいです。
さらに言えば、空き缶を10禁エアコキハンドガンで早く撃つだけでも楽しいと思います。
タイマーも要りません。タイマー無しの方がリラックス出来て楽しい事もあります。
私も上手い訳じゃありませんが、それでも何時間もやってて飽きない程、楽しいです。
まとめ
結論は「レースホルスターなんて必要になったら買えば良い」です。その頃には、上級者の知り合いも出来て、良いアドバイスをくれるでしょう。まずは今ある銃で空き缶を早撃ちしてみましょう。
それが楽しいと思える人は、近所のシューティングレンジに行って、鉄板を撃たせて貰いましょう。
きっと、上手くて親切でちょっとダンディなおじさんが、色々教えてくれます。そしたらもっと楽しくなりますよ。
では今回はこの辺で。
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