概要
今回は、マルイの電動サブマシンガン、MAC10の紹介です。随所でマルイの電動スコーピオンや次世代HK416デルタカスタムと比較しながら紹介します。
MAC10入手
このMAC10は、ガスブロジャンキーの知り合いが安く譲ってくれると言うので、譲ってもらいました。元々購入候補だった銃なのでラッキーでした。
ちょうど「久しぶりにサバゲーに行ってみようかな」と思っていた頃だったのでタイミングも良かったです。
何故サバゲーに行きたくなったか?は前回の記事をご覧下さい。
前回の記事、「シューティングとサバゲーの楽しさはどう違う?」はこちら↓
前回記事で触れたようにMAC10はサバゲーの裏取りで大活躍してくれました。
実銃の話
実銃は、MAC10ともイングラムM10とも呼ばれる銃です。MACは会社名の略称、イングラムは設計したイングラムおじさんの名前です。
元々、サブマシンガンは大好きです。特にスコーピオンVz.61やイングラムM10・M11のようなレールシステムが流行る前の、マシンピストルと分類される事もあるような小っこいヤツが好きです。
こうして並べて見ると、無骨なデザインが魅力だった筈の東側の銃(スコーピオン)よりも、流麗なデザインが多いイメージの西側(MAC10)の方がゴツく見えます。
次世代HK416デルタカスタムも並べるとMAC10のマガジンとサプレッサーのデカさがよく分かります。
イメージ的にはアメリカの銀行強盗が持っててSWATに狙撃されて一件落着って感じですね。
ネイビーシールズがベトナム戦争に持って行ったとか、SWATの室内戦用に配備されたとか、特殊用途向けの銃らしいです。
海外では、長〜いマガジンを装着して、サブマシンガンのシューティングマッチなんかもやってるようです。
連射速度が異常に速いイングラムをフルオートでブッ放すなら、こんなマガジンが必要なんでしょう^^;
M10・M11の実銃フルオートの海外動画がありました。M11よりM10の方が反動が強い事が分かって面白かったです。↓
また、実銃のスコーピオンやM11やマイクロUZIの動作が良く見える動画はこちら↓
これを見るとスコーピオンってクローズドボルトなんですかね・・。てっきりサブマシンガンのクローズドボルトはMP5からだと思っていました。
MAC10・スコーピオンのサイトの見え方
電動ガンのMAC10やスコーピオンは、最新式のドットサイト付のPDW等とは違い、覗き辛いアイアンサイトと据銃し難いワイヤーストックが付いています。
MAC10のサイトはこんな感じ↑に見えます。サイティング時、視界内にサプレッサーは見えません。
撮り方が下手でセンターが少しズレてますが、実際の見え方に近付くように何度か撮り直しました。
スコーピオンはこんな感じ↑
慣れの問題が1番大きいですが、慣れた後ならスコーピオンのサイトの方が、左右を正確に狙い易く、横風の影響の少ない20〜25m位迄の「薄い人」を狙うならMAC10よりスコーピオンの方が中ります。
(薄い:バリケからの露出・被弾面積が小さいの意)
それに比べるとMAC10のサイトの方が、下方の視界が少し広いので「あの敵まで35メートル位かな?ギリギリ届くかな?」・・シュポポポ・・「あ!弾落ちてる。もう少し遠かったか。仰角付けよう」というような修正がスコーピオンよりは容易です。
MAC10もスコーピオンもワイヤーストックにより、銃と顔の位置関係がある程度制限されるので、ハンドガンのアイアンサイトより自由度が少ないですが、やっぱりストックはあった方が安定性が格段に上がるので、使った方が良いと思います。
これで上手く撃てた時は、「飯盒で炊いた米が炊飯器で炊いた米より美味かった」時のような、無駄にドMな感動があります(TT)
サブマシンガンで精密射撃?
この覗き難いオープンサイトやワイヤーストックで、ちゃんと中てられるようになりたくて、自宅の5mレンジに、
1円玉より少し小さい位のターゲットを置いて、正確に当てる(精密射撃もどき?)練習をしました。
マルイの電動ですから銃自体の精度はガスブロより良いと思います。
狙い方や構え方に慣れれば、この大きさの的なら膝射で半分以上、レストや伏射なら8〜9割くらい中るようになりました。
この遊びをする時は、スコーピオンの調整式のサイトは重宝します。
サイト自体をクルクル回すとある程度の上下左右の調整が出来ます。
そのお陰で、自宅で5mの精密射撃遊び(0.2g弾使用・ホップ最弱)と、アウトドアフィールド(0.25g弾使用・ホップは35m付近から少し落下し始める位)の両方で、ほぼベストなゼロインをする事が可能です。
MAC10のサイトは固定式です。
フロントサイトとリアサイトの間にチャージングハンドルがあり、これの切り欠きが、距離感を測る手助けをしてくれます。
固定式なので、この個体では5メートルで約5ミリ位、弾道が右にズレるようです。つまり5ミリ左を狙う事になります。
スナイパーライフルならともかく、サブマシンガンなら許容範囲でしょ。
私の好きな森林フィールドでは、30mなら3センチ左を狙う訳ですが、風のある屋外でフルオートで撃つんですから、ある程度狙ったら弾道を見ながら微調整する撃ち方のほうが良いと思います。
森林フィールドは日陰も多いので、弾道を見る場合、安価なドットサイトはレンズの透明度が低い物もあり、オープンサイトの方が弾が見えやすい気がします。
MAC10での5メートルレンジでの精密射撃遊びの時は、パララックスを補正する為に0.2g弾使用時でもホップを最強にします。(パララックス:照準線、つまり目線、と銃身線の高低差)
アウトドアフィールドでは、私の場合0.25g弾を使うので、30〜35メートル位ならそこそこ真っ直ぐ飛ぶかな?という弾道なるようにホップ調整します。
この辺が50mシューティングとサバゲーは考え方が違います。
シューティングでは目標距離での集弾性が最優先なので、弾速が落ちてホップの浮力だけで浮いて来る距離から先(私のVSR-10加速シリンダーの場合で45m位から)は、敢えて落下弾道になるように調整して弾の勢いを維持した方が集弾性が上がります。
対してサバゲーでは、最大射程距離を犠牲にしてでも「弾道の上下動を減らす事」を優先した方が「有効射程内なら全ての距離でほぼ狙点通りに当たる」弾道になります。
その状態でサイトを覗いた時に弾がフロントサイト上のどの辺を通るか?を30・35・40メートルで確認してゼロインの代わりにしています。
私のMAC10やスコーピオンだと、このセッティングで40メートルでは胴体を狙っても足元付近まで落下するので、有効射程距離としては35メートル位だと思います。
ワイヤーストックでの据銃姿勢
狙って中てる為には、目とサイトの位置関係が毎回同じじゃないと、撃つ度に照準線が上下にズレてしまいます。
実銃のオープンボルトのサブマシンガンは、激しい反動により精度もへったくれも無いかも知れませんが(特にMAC10)、電動ガンの場合は「その銃の有効射程内なら次世代とそんなに大きくは変わらないかな・・」と言う程度の精度があります。
このMAC10は、ホップ調整次第では最大射程距離は50メートル近くありますが、有効射程距離は30〜35メートル位です。次世代だと私の個体の場合で其々プラス10メートル位です。
「ならレール付けてドットサイトかショートスコープでも載せとくか?」と思った事もありますが、今回の記事では「光学機器を載せない事のメリット」についても後述します。
光学機器の有無に関わらず、ストックはあった方が、支点が増える訳ですから、安定性が向上します。
となると、元ネタである実銃の設計段階で精密射撃なんて全く考えられていないワイヤーストックをどう使いこなすか?が課題です。
この携行性と生産性を優先したストックで、フルサイズのライフルと同じように、頬付けと肩付けを両方しようとすると、首が縮こまったような窮屈な姿勢になります。
そこでワイヤーストックで精密射撃をする為の据銃姿勢をあれこれ試してみました。
実銃と違い反動は無いので、肩付けは不要です。ただし、頬付けはした方が銃の安定性が向上します。その方法は・・
ワイヤーストックの後端部は上向きにひん曲がっています。これを耳の下の顎の骨に引っ掛けます。
そして肘を体幹に密着させれば、精密射撃の姿勢に多少近付きます。
理想はこれですが、これと同じにするのは無理です。
この姿勢、慣れるまでは違和感がありますが、慣れれば、なんでオリンピック選手がこんな変な姿勢をしてるのか?が良く分かります。
精密射撃については、私の愛読書?の「ぐうたららいふるまんさんのブログ」に詳しく書かれています。ぐうたららいふるまんさんのブログはこちら↓
立射はAPSライフルで遊ぶ際のお約束姿勢ですが、
私の場合、サバゲーでは立射より膝射や伏射の方がよく使います。森や草むらが好きなので深めのブッシュに隠れる為です。
こんな美しいフォームがとれれば言う事ないんですが、これを目標として・・・
MAC10ではこんな感じ。トレーサーが付いていますが、自分がブレずに撃てているか?を確認する為に使っています。
スコーピオンではこんな感じです。
MAC10もスコーピオンもワイヤーストック後端の湾曲部を顎の骨に引っ掛けて、ワイヤーストックのストレート部を頬に当てています。肩付けはしていません。
無理に肩付けをするとサイトと眼の距離が近過ぎてサイトがボヤけてしまいますが、この姿勢なら・・
MAC10↑
スコーピオン↑
この位には見えます。
サブマシンガンはスナイパーライフルと違い、敵に接近して素早い攻撃を仕掛ける戦法が得意な銃ですから、標的以外の周囲の状況が瞬時によく見えるという点は、オープンサイトの長所だと思います。
MAC10もスコーピオンもやろうと思えば
ケイホビーのMAC10用マウントレール↑とか
スコーピオンならMOD.M↑のマルイ純正パーツを移植する事も出来るでしょう。
つまり、この時代のサブマシンガンに光学機器は似合わない!と言う個人的な趣味もありますが、
持ち運びの手軽さや軽さによる機動性や視界の広さを活かした方が楽しめるんじゃないか?と思ったのが、光学機器を載せない一番の理由です(^^)
ハンドガンケースに入る大きさ
私はサブマシンガンとしてはマルイの電動スコーピオンVz.61を先に買っていますが、このMAC10は、スコーピオンを買う時、どっちにしようか迷いに迷った、かなり好きな銃です。
小さな銃を選ぶ理由は、少しでも小さい方が持ち運びが楽だから、あと半分は浪漫です。
車でフィールドに行く人にはあまり関係ない話ですが、バイクや電車で移動する人にとっては長物系は、どう持ち運ぶか?が悩みの種です。
全ての荷物がリュックサックひとつに荷物が収まりれば、かなり楽です。
ハイキャパを入れようと思って買ったハンドガンケースですが、
MAC10や
スコーピオンに至ってはドラムマガジンまで入りました。
このようにハンドガンケースに入る程度の大きさの銃なら、銃以外の装備を含めても30Lクラスのリュックサックに全ての荷物が収まります。
ドットサイトが付いていたら、ハンドガンケースには入らないでしょうし、この銃の飛距離や軽さによるメリットを考えると、ノーマルサイトで充分かな、とも思います。
30Lのリュックサックならバイクも電車も余裕です。バイクは渋滞と無縁、電車は行き帰りに寝れるというメリットがあります。
バイクで行く時は、帰路の体力に余裕を持たせる為、午後からの参加にしています。
サバゲーで一日中走り回れば夕方にはグッタリです。その状態で睡魔と闘いながら渋滞の中を約2時間、車を運転して帰宅するのはちょっと怖いです。
バイクなら1時間で着くし、バイクは緊張するので眠くなる事はまずありません。
もっとも電車なら登山用の大型リュックサックにライフルを入れて運べますが。
まぁ、私のような寂しいボッチ参加の場合の話ですので車の運転を交代してくれる友達と一緒なら無問題です。
ただ、ボッチだと気楽というメリットがあります。今日、午後から時間空いちゃったからサバゲでも行こうかな・・・って感じの身軽さがあります。
それに、半年後や1年後に今のサバゲー仲間が継続してサバゲーを続けているか?も分からないですし。
なら、1人で行く事に慣れる、というのも気楽(=楽しい)にサバゲーを続ける方法だと思います。
重量計測
因みに重さは、
MAC10はサプレッサー、マガジン、バッテリー込みで1.7キロ弱。サプレッサーは軽い為、重心はグリップ付近ですから、長い割には手首の筋力だけで素早く銃の向きを変えるのも容易です。
スコーピオンは1.2キロ弱。サプは付けていませんが、スコーピオンの場合、この小ささがかなり強い武器にもなるので、これはこれで良いかな、と思っています。
参考までに次世代のHK416デルタカスタムにフロンティアの1-6倍スコープを付けた状態で4キロちょっとありました。
3丁ともマガジンは空です。
3キロを超えた辺りから、片手で持って歩く事は出来ても、片手で持ったまま走ったり、片手で撃ったりするのはキツくなってきます。
短時間なら大丈夫でも、ゲーム中ずっと持ってる事を考えると、ある程度筋力のある人で3キロ、筋力に自信の無い人は2キロくらいが境界線じゃないでしょうか。
初速
私は50mシューティングが好きなせいで、ホップ調整によって初速がどう変わるか?が、かなり気になります。
50mシューティングの動画はこちら↓
遠くのターゲットに当てる為には、空気抵抗に負けない重い弾が必要なので、それを遠くまで飛ばす為に、強ホップ時にある程度の初速が出て欲しいからです。
VSR-10.Gスペック加速シリンダー仕様による50mシューティングの記事一覧はこちら↓
ばら撒き系サブマシンガンには遠距離の命中精度は重要ではありませんが、フルオート射撃が楽しい銃なので、レギュレーション上、フルオートが可能なアウトドアフィールドでの使用が多くなります。
アウトドアフィールドとなると交戦距離も長くなり、最低限の遠射性能も必要です。
アウトドアフィールドで遠射となると、0.2g弾では横風に弱く、30m以遠でバラけ、遠くまで飛んだ時の直進性低下が著しいので、私はアウトドアフィールドでは0.25g以上しか使いません。
近距離なら0.2gの方が弾速は速いですが、近距離なら弾を見て回避する事は困難なので、遠くまで飛ばした時に直進性の高い重量弾の方が、全ての距離で当て易いような気がします。
MAC10の初速計測
とは言え、弾速測定ではマルイ0.2gプラ弾を使います。その方が見慣れてるでしょうし。
MAC10のホップ最弱時の初速は76.72でした。
ホップ中間では75.09。
ホップ最強では63.59でした。
それぞれ10発ずつ撃って、ほぼ平均値位かな、という値を掲載しました。
スコーピオンVz.61の初速計測
では、スコーピオンの初速も見てみましょう。
ホップ最弱での初速は69.97です。
ホップ中間では64.66。
ホップ最強では60.96でした。
スコーピオンを買ったばかりの新品の頃は、ホップ最弱時に70ちょっと出ていた覚えがあるので、スプリングやグリスがへたって来たかもしれません。それでもMAC10の方が初速は高そうですが。
同じスコーピオンでもマルイのスコーピオンmod.M(mod.D)の方はインナーバレルが延長されているので、初速も80位は出るみたいですね。
外観や小さい事による利点に興味が無ければ、同じスコーピオン同士であればmod.Mの方が高初速です。
初速比較から読み取れる事
ここで私が注目したのは中間ホップ時の初速です。
私見ですが、前述したようにアウトドアフィールドでサバゲーをする前提で、弾道安定性・弾速・遠射性・コスパ・遠くの敵に当たった時に気付いてもらえるか、をトータルすると最適な重さは0.25g〜0.28g位かな?と思います。
因みに想定した交戦距離は30〜35m位までです。飛距離としては40〜45m位でも一応届きますが、
この初速の銃だと仰角を付けて強めのホップをかけて、やっと届くかどうか?という感じなので、コン電(電動コンパクトマシンガンの通称)でそれをやっても当たらないし、楽しくないです。
サブマシンガンらしく、素早く接近してチョコマカ動きながらバラ撒いて倒した方が気分も盛り上がるってもんです。
ただ、小ささを活かして森に溶け込む戦法も楽しいので(特にMAC10は)最低限の遠射性能も必要です。
ホップパッキンの状態にもよりますが、MAC10やスコーピオン等のコン電で0.25g弾を30〜35m(大雑把な有効射程距離)飛ばす為に適正ホップに合わせると、ホップ中間辺りを使う事が多いような気がします。
この場合の適正ホップとは、弾道がS字になり過ぎず、有効射程距離内なら弾道の上下動の少ないホップの強さという意味です。
そのホップ中間での初速は、MAC10とスコーピオンでは10m/s位の差があります。ノーマルでの遠射性能はMAC10の方が優れていると思います。
MAC10とスコーピオンの得意分野
じゃあ、スコーピオンよりMAC10の方が優れた銃なのか?
両方とも実戦投入してみた印象では「得意分野が違う」と言った方が正確です。
MAC10の得意分野
MAC10の最大の長所は、大門団長も動画で言っていたように「市販状態の電動ガンの中で恐らく1番静か」な事です。その動画はこちら↓
馬鹿デカいサプレッサーは飾りじゃ無いようです(ここで中森明菜を思い出した方は同世代ですね)(^^)
もちろん、モーター音はしますから、射手から聞く分には「ちょっと篭った音になったかな」という程度ですが、少し離れた相手に対する炸裂音は劇的に静かです。
これを実際に試してみたくて、自宅裏の屋外で13m位離れた所から友人に撃って貰ったところ、車の通過音が途切れた時に耳を済ませていれば、そこそこ聞こえるかな、と言う程度でした。
この時の音量比較では、うるさい順に
次世代HK416デルタ>サプ無しMAC10>VSR-10.Gスペック加速シリンダーサプ無し>スコーピオン>VSR-10リアルショック>サプ付きMAC10>VSR-10Gスペックサプ付
でした。
次世代がうるさいのは当たり前として、MAC10はサプ無しだと結構な破裂音が響きました。
私の加速シリンダーGスペは、シリンダー容量に対してインナーバレルを少し短めのセッティングにしてあるので、サプ無しだと破裂音が大きくなっています。
静音優先ならシリンダー容量に対してインナーバレルを長めにすれば、バレル内圧力が下がり、かなり静かになります。初速安定性が僅かに犠牲になりますが。
スコーピオンが予想より静かでしたね。サプ無しなのに。結構使い込んだ銃なので圧縮が抜けてる可能性は高いです。強ホップ時に初速が落ちるのはそのせいかな?そろそろピストンリングとパッキンを交換したいですね。
VSR-10リアルショックも50m用にノーマルより高圧縮にしてあるので、ノーマルよりはうるさいです。
結局、サプ付のMAC10より静かなのは、サプ付のGスペだけでした。
私のサバゲー経験で初の約10分の1ゲーム中に5ヒットは、このMAC10の静かさの恩恵です。初心者としては5ヒットは嬉しかったですね(^^)
これを活かしてカモフラージュしやすい場所、例えばハーフギリーを被って、匍匐で森の中に身を潜めれば、気分は某映画の主人公です。
見えない事と聞こえない事、この2つは透明人間になれる最も手っ取り早い方法です。
勿論、これだけでサバゲーで勝てる訳じゃありませんが、テクニックを勉強中の初心者(私は特に)にとって、多少有利になるメリット、そしてかなり気分が盛り上がるメリット、があると思います。
音量だけを見ればVSR-10.Gスペックは1番静かです。が、初心者にとってはサバゲーでのスナイパーはハードルが高すぎると思います。
VSRの長所を活かす為には、離れた場所からひっそりと狙撃する必要があります。
そこで第1の難関!離れた場所に居る敵を素早く索敵する!そんなの初心者には無理です。
敵だって隠れているので、広場の真ん中にピンク色の服を着て突っ立っている訳じゃありません。
広い視界の中の40〜50メートル先の草葉の陰に迷彩色の帽子や服がチラッと見えるだけ!とか、そんな見え方です。
「ウォーリーを探せ」が得意な人ならともかく、普通の初心者は見逃します。
それでも運良く敵を見つけたとします。そこで第二の難関!ボルトアクションライフルなので、出来れば初弾、それが無理でも数発以内に離れた敵に命中させなくてはいけません。
もし、その前にこちらの位置がバレたら、電動ガン相手に勝ち目はありません。
するとどうして良いか分からず、スナイパーなので最前線に出る事も出来ず、いつの間にかゲーム終了なんて事になるのは私の経験談です。(上級者の方には関係ない話です)
だったら、草葉の陰に身を潜めながら匍匐前進で近づいちゃった方が、見つかって殺られる可能性もありますが、少なくとも戦闘に参加出来る分だけサバゲー自体を楽しめると思います。
スコーピオンの得意分野
MAC10は、あのデカいサプレッサーを付ける事で「見つからずに撃てる」という真価を発揮します。
ただし、サプレッサーを付けると長くなります。MAC10はマガジンも長いので、前と下に長くなり、匍匐前進の時の取り回しは気を使います。
銃本体だけの大きさなら、スコーピオンとたいして変わりませんが、サプレッサーとマガジンを付けるとフルサイズのアサルトライフルとあまり変わらない大きさになります。
とは言え軽いので、片手で振り回せるという利点は残りますが。
この大きさの問題がMAC10よりもスコーピオンが優れている点です。
スコーピオンには私はサプレッサーは付けていません。市販のサプレッサーも付けられますが、MAC10のような巨大サプレッサーと違い消音効果が少ないので、長くなるデメリットの方が大きいと思います。
短い事のメリットは、バリケード等からクイックピークして撃つ時、短い分だけバリケードに近づいた状態から飛び出す事が出来ます。
バリケード近い分、ちゃんと隠れられるので他の敵に撃たれる確率が下がります。
スコーピオンは多弾マガジンもドラム式なので、下に長くなる事もありません。
これは匍匐前進の時とプローン(伏射)の時に有効です。
匍匐前進もプローンも、姿勢が低いほど有利です。これは自分がやってる時はよく分かりませんでしたが、伏せている敵と相対した時に「低い姿勢ってこんなに狙い難いのか!」と実感しました。
それ以来、私は状況が許す場合は、顎に土が付く位、低く据銃します。この低い据銃がMAC10だとマガジンの長さの影響で出来ません。
そこでMAC10でのプローンの時は、肘を衝いて、上半身を反らせるような体勢になりますが、プローンをするのは匍匐前進の時、つまり自分の周りはブッシュです。
ならどうせ草叢の上から少し顔を出すような体勢になるので、長いマガジンでも、まぁ何とかなります。
プローンよりも匍匐前進での移動中は、もう少し短い方が・・・と思う事もありますが。
つまりMAC10でのプローンは、スコーピオンでのプローンよりも、ブッシュの深さ(雑草の長さ)が必要だという事です。
ただ、それを差し引いてもMAC10には圧倒的な静音性という武器があるので、ある程度ブッシュが深くて、そこまで低くしなくても見つからない場所なら、スコーピオンよりMAC10の方が強いと思います。
静音性と言えば固定ガスハンドガンのソーコムもMAC10以上に静かですね。かなり近づいて撃っても聴こえない、という性能ならソーコムの方が上だと思います。
ただ、ソーコムはフルオートが出来ない事と、ダブルアクションなので引きブレも起きやすく、30mで必中出来るか?と言えば、上手い人なら・・・としか言えません。
その点、フルオートなら30m位ならよほど薄い人でなければ多分・・・中ります。
MAC10のサプレッサーは他の銃に付く?
この減音効果抜群のMAC10の巨大サプレッサー、スコーピオンに付かないかな?と思ってネジ径を計測してみました。スコーピオンの純正付属アダプターは一般的な14ミリ逆ネジです。
MAC10の巨大サプレッサーの取付ネジ径は・・・
正ネジの20ミリでした。
まぁ、14逆>20正のアダプターがあれば付けるだけなら付くかも知れませんが、サプ自体は軽いけど長いので、それでセンターが出せるか?ですね。
それなら市販品でかなり大きいサプもありますから、それで良いんじゃないかな、と思います。
まとめ
MAC10とスコーピオン(vz61の方)、それぞれに短所もあるけど、長所がデカいと思います。
サバゲーに限って言えば、小は大を兼ねると思います。理由は・・
前回の記事↓
でも書いたように、サバゲーでは撃つ事より撃たれない事の方が重要だからです。
だったら、小さな銃を持って、しっかり隠れてコソコソ動いた方が、見つからずに接近出来ると思います。
接近さえ出来れば、サブとは言えマシンガンです。火力負けする事は、たまにしかありません。
スナイパーライフルとは対照的な戦い方ですね。
スナイパーは「いかに見つからずに遠くから撃つか」対してサブマシンガンは「いかに接近して一気にブッ放すか」の攻防です。スナイパーとは逆の意味で楽しいですよ。
2つとも、400発前後クラスの多段マガジンを装備出来る電動ガン(高火力)としては最小クラスです。
そう言えば、人生初のフラッグゲットもMAC10で裏取りに成功した時でした。
トリガーハッピー野郎な私にとって、走り回って、撃ちまくって、振り回せる!銃が軽けりゃ気分も軽い!最高にハッピーな銃がサブマシンガンです。
では今回はこの辺で。
東京マルイ.MAC10をAmazonで見てみる↓
東京マルイ.vz61スコーピオンをAmazonで見てみる↓
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