概要
今回は普段、シューティングで的ばかり撃っている私が、久しぶりにサバゲーをやってみたので、サバゲーの魅力についてお話ししたいと思います。
因みに私が普段やっているシューティングとは、APS・スピードシューティング・50mフライパン撃ち、の3つです。
その一例として50m射撃の模様をこちらのYouTube動画からご覧下さい。
この時はBLSの0.36g弾を使っていますが、現時点での遠距離精密射撃のオススメの弾はMODIFYです。瓶に入っており、バイオ弾は保管方法次第で大きく変化する、という事を改めて勉強しました。
で、今回はサバゲーに関しては初心者向け、そして、サバゲーとシューティングってどっちが楽しいのかな?と迷っている人向けの話なので、よくある「サバゲー入門」とか「はじめてのサバゲー」みたいなノウハウ話も含みますが、メインは「シューティングとサバゲーはそれぞれどう楽しいのか?」という価値観の話です。
現時点での私の主観のみで話しますので「そう感じる人も居るんだ・・」という程度に受け取って貰えれば幸いです。
エアガン趣味を始めた頃
私がエアガン趣味を始めたのは、いつ頃だったか正確には覚えていませんが、マルイのハイキャパゴールドマッチの発売前だったような気がします。
元々銃は好きでしたが、まだエアガンの知識に乏しく、エアガンの遊び方としては部屋撃ちとサバゲーくらいしか知りませんでした。
今では、いろんなジャンルの銃が増えましたが、当時はハイキャパでインドアサバゲーをしたり、スコーピオンでアウトドアサバゲーをしたら射程距離が欲しくなり、その頃最新型だった次世代のデルタカスタムを買ったりしていました。
サバゲーって楽しいのか?
当時、私のサバゲー戦績は散々たるものでした。
ゲーム開始・5・4・3・2・1・スタートォォ〜・・・というスタッフさんの掛け声と同時にベテランらしき人達が開幕ダッシュする背中をボーっと眺め、
どっちに行けば良いのか判らず、敵はどこに居るんだろう?とウロウロ歩いていると、どこからともなく襲い掛かるビシッという突然の痛み!?
え?ああ、撃たれたのか。「ヒットォ〜」
の繰り返しです。敵の姿を見る前に、死人となって退場するのが日課でした。
弾を1発も撃たずに退場する事も珍しくありません。
弾が殆ど減らない代わりに、ゲーム時間10分の内の8〜9分を喫煙所で過ごすのでタバコがどんどん減りました。
サバゲーに行く度に、筋肉痛になる代わりにタバコの吸い過ぎで喉が痛くなりました。
これ、楽しいのか・・・?
サバゲーを初める前の勝手な妄想では、ブラックラグーンや西部警察のような、手に汗握る銃撃戦が繰り広げられると妄想していたのですが・・・
だんだんシューティングへの興味が・・・
さすがに、自分は1発も撃たず、開幕・即戦死ばかりが連続すると、だんだんつまらなくなってきます。
そんな頃に見かけたのが、マック堺さんがYouTube動画でやっていたエアガンシューティング。
要は射的です。これは面白そうかな?と調べてみると、早く撃つ・小さい物を撃つ・遠くの物を撃つ・・etc、色々な遊び方があると知りました。
自分自身が標的でもあるサバゲーと違い、自分の好きな方法で好きなだけ撃ちまくれるので、たくさん撃ちまくりたい、と思っていた私には合っていました。
特に良かったのは、1人でも出来る、家でも出来る、という自由度の高さと、点数が出るので向上心を持続しやすい、という所でした。
平日でも風呂上がりにひと撃ちとか、日曜日の日中は用事があるけど、早朝に50m射場でひと撃ちとか、ちょっとした隙間時間にエアガン遊びが出来る!これがデカかったです。
そんな事を続けていると、いつの間にか、先月の自分には到底出せなかったような点数が突然出たりします!
「俺、上手くなった!?」という高揚感!たまたまかも知れないけど、これは楽しかったです。
これに味をしめ、暫くの間、シューティング三昧の日々が続きました。
これはこれでかなり楽しいので今も続けていますが、シューティングに少し慣れてきた頃、ふと思いました。
実銃所持を諦めてまで選んだエアガン趣味をフルに楽しみたい!
原点はこれなんですが、サバゲーをしたくなった理由は他にも幾つかあります。
- フルオートで撃ちたい
- 撃ち合って遊べるのはエアガンの特権
- 動く相手との知恵比べ
サバゲーでしか出来ない事?
・フルオートで撃ちたい
フルオートでのシューティング競技は基本的にはありません。
一部のローカルマッチでなら無い事もないですが、フルオート無制限となると、ハイサイクルで薙ぎ倒せば最強!という安直な結果になるのでルールの作り方が難しいんでしょうね。
かと言って指切りしながら少しずつ撃つなら「じゃあ最初からセミで良くね?」と感じてしまいます。
ただ、フルオートの爽快感はエアガンの特権(実銃だとラスベガス辺りまで行くしか・・)なのでこれは捨て難い。
・撃ち合って遊ぶ。
オジサン世代にとって、撃ち合いと言えば銀玉鉄砲です。子供の頃、よく近所の公園で友達とやりました。
最大射程距離が数メートル(多分3〜4m)の銃なので、射撃技術よりも足が速いヤツが強かった思い出があります。
泥んこになって走り回り、みんな、やたらと爆笑してたような記憶があります。
撃ったり撃たれたり・・だけの遊びなのに、なんであんなにみんなで大笑い出来たんだろう?
大笑いしたのは覚えていますが、あの頃どんな気分で大笑いしてたのか?が思い出せません。40年前の記憶ですが、思い出したくなりました。
・動く相手との知恵比べ
ウチでは猫を飼っています。たまにお風呂に入れます。猫は風呂嫌いなので、お湯を溜めるジャーという音が聴こえている時に、ウチの子供が捕まえる気満々で近づいたりすればダッシュで逃げます。
そんな時は、捕まえる素振りを見せずに何気なく近づくと、容易に捕まえられます。
相手を油断させる、という駆け引きですね。釣りや狩猟でも駆け引きや知恵比べという要素はあると思います。
サバゲーがつまらなく感じていた頃の自分には、これが足りなかったのかな?と気付きました。
猟銃での狩猟はもちろん未経験ですが、動物との知恵比べって面白そうだな、と思います。
もし、それが大好きなエアガンで出来るなら、それは楽しいでしょう。人間も動物ですから。
サバゲー超初心者脱出計画
サバゲーを射撃スポーツと考えず、知略ゲームだと思えば、新しい魅力を発見出来るかも知れないと思いました。
そこでまず必要だと思ったのが、超初心者脱出の為の知識です。この段階では技術でなく知識です。どうすれば良いかを知っているだけで良い、という意味です。
サバゲーを始めた頃の私は、開幕直後に無防備に直立姿勢でフラフラ歩き回っていました。もし、敵から見たらどう見えるか?・・格好の的です。
相手の立場になって考えて、こういう場面ならどうするか?ここから始めました。
特に参考にさせて頂いたのは、サバゲーフィールド「STINGER」代表の大門団長のYouTube動画でした。
その中でも「レベルアップサバゲー・テクニック編」は分かりやすい上に面白くて飽きないのでお勧めです。リンクを貼っておきます。↓
この動画で勉強させて頂いた結果「1発も撃たないうちに終了」という事は無くなりました。
それどころか、敵に見つからずに敵陣の裏側まで潜入し、俗に言う裏取りに成功した事もありました。
裏取りは楽しいですね!背中を向けている敵を撃ち放題です!この裏取り成功で一気にサバゲーが楽しくなりました。最初に思い描いていた「撃ちまくりたい」の念願が叶った気分でした。
裏取り成功の立役者がこれ。
マルイのMAC10です。大門団長曰く「箱出し状態で1番静かな電動ガン」です。
MAC10については、長所短所含め色々書きたい事もあるので別に記事を書きました。後述します。
銃が変われば楽しさも変わる
今回、サバゲー再開にあたり、スコーピオン、MAC10、デルタカスタムで数回サバゲーに行きました。
銃ごとに得意な事が変わるので楽しさが違いました。
スコーピオンは、ダッシュで素早く飛び出し、一気に撃ちまくり、またすぐ隠れるという軽さを活かした戦法が楽しかったです。ただし、翌日の足の筋肉痛はハンパないですが。
また、MAC10より更に小さいので、匍匐前進する時の移動速度を上げる事が出来ました。これは裏取りの際に有利でした。
MAC10は、隠れた名銃だと思います。大門団長が1番静かと言うだけあって、私のような下手くそでも裏取りが成功したのはMAC10のおかげです。詳しくはスコーピオンと比較したMAC10の紹介記事を書きました↓
デルタカスタムは次世代だけあって少し離れた敵にもちゃんと中ります。この遠距離性能があればこそ、デルタにはスコープを載せています。
中身はノーマルです。リコイルオミットはしていません。現状ではまだリコイルを楽しいと思っています。
ただ、オミットすると命中精度が格段に上がる!とゲーム中に会った方に聞いたので、そのうちオミットするかも知れません。
次世代は重いとよく聞きますが、その通りだと思います。スコープを載せると4キロ弱になるので、筋力の無い人には勧めません。
走り回るのはキツいですが、筋トレすれば克服出来るレベルなので、次世代ならではの高性能を求めるなら筋トレとセットでお勧めします。
サバゲーを楽しむ方法
私もやっとサバゲーを楽しいと言える程度まで成長する事が出来ました。1番役に立ったと思えるのは、やはり大門団長の教えでした。サバゲーを楽しむ為に必要な事は、開幕即死しない事!
その為に優先すべきは銃の性能アップや射撃技術の向上のような攻撃力の強化ではなく、如何に撃たれないか、上手く隠れるか、見つからないか、という防御力の強化だと思いました。
シューティング大好きな私が言うのもなんですが、シューティングの技術はサバゲーでは殆ど使わない、という事が解りました。
使うとすれば50mシューティングで培った距離感ですが、「あの敵まで何メーターあるかな?」「有効射程ギリギリだな」「下手に撃って気付かれるよりもう少し近付こう」と距離を目測するんですが、これは射撃技術でなく索敵技術です。
敵や味方が何処に居るのか、なら自分は何処に移動した方が良いのか、移動中に発見されない為に何をすれば良いか?
そういう射撃以外の技術の方が重要だと思います。その結果、私のような下手クソでも裏取り出来ました。
実は、この記事の下書きを書いている途中で1度サバゲーに行き、スコーピオンで裏取りを試みたところ、3回程、敵陣背後まで潜入し、背後からの連続キルに成功しました。
もう少しの所で時間切れになりフラッグには届きませんでしたが、裏取りの楽しさを再確認できました。
私のスコーピオンはノーマルです。リポすら使っていません。MAC10も同様です。正直、飛距離や精度などの射撃性能だけで言えば次世代の足元にも及びません。
次世代の遠距離性能も楽しいと言えば楽しいんですが、私は、小ささや静かさを活かして裏取りするスタイルの方が楽しかったです。
奇しくも大門団長が動画内で話していた通りになっていました。「もし、性能の低い銃を渡されても自分のパフォーマンスは変わらない」という旨の動画があったと記憶しています。
銃をチューニングするより立ち回りを上手くなりましょう、という主旨ですね。お金も掛かりませんし(^^)
もう一度、大門団長のレベルアップサバゲーのリンクを貼っておきます。私のように「すぐやられちゃうんだよなぁ」とお悩みの方にこそお勧めします。
まとめ
シューティングを始めた頃、サバゲーが嫌いになっていました。1発撃つ間も無く殺られるので、つまらなかったからです。
サバゲーを楽しむには、少なくともその「最初の壁」を乗り越える必要があります。まぁ、先程紹介した動画を見てもらえば乗り越えるのは簡単ですが。
対してシューティングには「最初の壁」がありません。どんなに下手でも昨日の自分と戦う事が出来ます。
なので敷居が低いのはシューティングの方だと思います。
ただ、サバゲーにはサバゲーだけの面白さが確かにありました。
シューティングは数字を競う競技ですから、当然、それに有利になるように、使う銃や撃ち方がある程度限定されます。
勿論、性能よりも見た目が好きな銃で参加する方も沢山いらっしゃるので、早撃ちならハイキャパかグロックじゃなきゃ駄目、とかそういう訳じゃないですけどね。
APSは競技認定銃限定なので、現状、マルゼンのAPS銃一択です。
一方、サバゲーは個々の銃や装備によって、どんな戦法を取るか?が変わるので、今日は次世代だからアタッカーの後ろから援護しよう、とか、今日はスコーピオンだから、最前線で走り回ろう、とか、今日はMAC10だから森の奥から裏取りしよう、とか、遊び方の幅が大きいんです。
この自由度の高さは、サバゲーが点数等で成績を表す競技ではないからこそ出来る事だと思います。
最低限のルールやマナーさえ守れば、後は全て自由!好きな銃を使って好きなようにやる。自由度の高さがサバゲーの魅力だと思います。
私がシューティングとサバゲーのどっちが好きか?・・・両方やった方が相乗効果で数倍楽しい、と思っています。
では今回はこの辺で。
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