銃紹介 マルゼンAPS-3 競技認定銃

マルゼンAPS-3

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買って帰宅後すぐに箱から出してみたところ。
弾を入れて・・・
レスト台を使用して試射してみました。
1cmのサイコロと金折を・・・
5m先に置いて・・・6発撃って6発命中‼︎
自分でもビビりました!
ウデのせいな訳が無いから銃が凄いんです。

マルゼンの精密射撃銃APS-3です。

エアガン趣味を始めて少しした頃から、この銃が1番、自分の使用用途に合ってるんだろうな、とは思ってたんです。

最初の銃、エアコキのコルトガバメントを買ってすぐ、毎日撃ちたいから自宅にミニミニシューティングレンジを作りました。
室内なので最大距離は6m。

慣れて来ると難易度を上げたくなります。
難易度を上げる方法は、遠くの的を撃つ、小さな的を撃つ、的は大きいままで早く撃つ、になると思います。
自宅なので遠くは無理。

早く撃つのは、競技で言えばスピードシューティング系ですが、スピードシューティングで1番コンパクトなステージのリミテッドの青龍でも長さ4m幅3m必要です。

PMCプレートという競技でも最短4mですが、幅が1.5mちょっと必要。
これと同等のスペースを確保するのは私の自宅では困難でした。

唯一、競技本番と同じフルサイズのスペースを確保出来るのが、APSのハンドガンクラスだけでした。

本番と同じ距離で練習するのは大切です。
距離が変われば、ターゲットの見え方、弾の落ち方が変わります。

そこまで分かっていながら、APSのハンドガンをいつまでも買わなかった理由は、外見です。
競技銃という物を見慣れていなかった私にとってAPS-3の第1印象は「格好悪い」でした。

見慣れる、とは?
子供の頃、M16A1を好きになったのは、間違いなくマンガの影響です。

S&WのM19、コルトパイソン、レミントンM870やM700、コルトガバメント、vz61スコーピオン、全てマンガ、アニメ、映画の影響です。

格好良い主人公が銃を使って超人的な活躍をする姿に憧れて、その銃も格好良く見えてきて、同じ銃が欲しい、と思うようになる。
好きな銃なんて、初めはだいたいこのパターンだと思います。

ただ、競技銃は・・
主人公が競技銃を使って超人的な活躍をするマンガやアニメなんて見た事がありません。

普段から羨望の眼差しで見ていた銃とは、似ても似つかない形状。
そのせいで、「変な形、格好悪い」と思っていました。

格好悪い物に高いお金を払うのは抵抗がありました。

ある日の事、BB弾を買う為に訪れたエアガンショップでの出来事。

シューティングレンジが併設してあるショップさんだったので、ウインドショッピングがてら少し覗いてみると、面白そうなレンタルガンが所狭しと並んでいました。

私「これ、みんな撃てるんですか?」
店員さん「はい、全部込みの料金です」
安い!と思いました。
シューティングレンジ使用料だけで色々な銃が撃ち放題のようです。

早速撃ってみました。
備え付けのターゲットに向かって色々なレンタル銃を撃ちます。

マルイのデザートイーグル。
リコイルが強い、掌にズシンと来る感じ。
なのに良く当たります。
良く見ると、ショートリコイルしないんですね。
その分、精度が良いのかな?
実銃の22口径より少し弱い位のリコイルはあるかも。

マルイのコルトガバメント。
ガバメントの良さのひとつは、握るだけで気持ち良くなるグリップです。
見たいのは、連射時の冷えに対する弱さです。
わざと1マガジンを高速連射!
指が攣りそうな程、速く連射してみましたが、デザートイーグルよりは少し弱い程度のリコイルに続いてホールドオープン。
意外と良いですね。
冬の屋外で連射でもしない限り、そこまで心配する事も無いのかな?

マルイのガスブロMP7。
これは楽しい!
・電動の次世代よりリコイル強い。
・小さくて軽いから余計にリコイルが強く感じる。
・片手で持てるフルオートなので更にリコイル強い。
・次世代ほどじゃないけど良く当たる。
ガスブロサブマシンガンもいずれ買いたいですね。

他にも幾つか撃ちましたが、あとは爆音ガンサウンドVSR-10に爆笑した位で、これは欲しい!と言うのはありませんでした。

そして、端っこの方に置いてあったAPS-3。
格好悪い、という理由だけで敬遠してましたが、気になっているのも確かです。

撃ってみると、なんでこんな形なのかが、少し分かったような気が・・・

競技用の実銃エアピストルと、殆ど同じような形。
手に吸い付くような形のグリップ、恐ろしい程の軽さのトリガー、発射時の振動が皆無という異次元感覚。

そして、APS-3以外の全てのエアガンを凌駕する命中精度。
ちゃんと狙いさえすれば小さな的にも必ず当たるというのは、気持ち良いものです。

なるほど、競技銃のこの形は正確に当てる事を最優先した結果の機能美なのか。
それを自分で体感したら、機能美が集約されたこの外見も、何だか格好良いような気がして来ました。

帰宅してすぐにオリンピックのピストル射撃競技をYouTubeで見てみました。

自分で撃ってみた後だと、オリンピック選手の凄さが良く分かります。
オリンピック選手達が構えると、銃が全く揺れない、トリガーを引く時にも銃の向きが全く変わらない。
その結果、点のような小さな的の中心に集中した弾痕。
これがどれ程凄い事か!

それが分かると、競技銃という物が格好良く見えて来ました。
凄さが分かったら、格好良く見えたらもう止まりません。

翌日、APS-3を買いました。

子供の頃、M16A1に憧れて、マグナムリボルバーに憧れた時と同じです。
憧れのスーパースター(ゴルゴ13、次元大介、オリンピック選手)が見せる超人的なミラクルテクニック(狙撃、早撃ち、銃が揺れない)への憧れ。
アニメキャラでも実在の人間でも関係無いんです。

凄いな、格好良いな、同じ銃欲しいな、という憧れの気持ちが、銃ライフを楽しくしてくれると思います。

銃が好きだから毎日撃ちたい。
撃つなら狙った通りに当たる銃の方が楽しい。
試しに、3〜4m先にBB弾を置いて手持ちの銃で撃ってみて下さい。

小さい的に当たった時の嬉しさ、楽しさ、興奮、伝わりましたか?

可能であれば、金属のターゲットを用意すると、もっと楽しいです。
気持ち良い金属音と共に派手に吹っ飛ぶからです。ザクを一撃で撃破する感じですかね。

ホームセンターで買える金具や金折程度で充分なので、安価でオススメです。

反動の強い銃も楽しいですけどね、
点に当てられる銃も楽しいですよ。

競技に興味があっても無くても、

「ただ撃つこと」が、

こんなに気持ち良い銃も少ないと思います。

では今回はこの辺で。

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