概要
今回は東京マルイの電動サブマシンガンMAC10にスコープを載せます。その為のマウントベースを紹介します。
- そもそも何でスコープなのか?
- 哀愁漂う無骨なスタイルが崩れる!
- せっかく小型軽量なサブマシンガンなのに重くしてどーする?
- 機敏に動ける軽さが持ち味なのでは?
- 載せるにしてもドットサイトだろ?
と、思う方も多いでしょうね・・・私も同感です!
なのに何でスコープなんか載せるのか?・・・それは中年太りのオッサンサバゲーマーが楽をする為です。
- オッサンなので走りたくない
- オッサンなので視力が落ちてきた
- オッサンなので筋力が落ち、重い銃はしんどい
- そもそも下手クソなので索敵も下手
- 夜戦(24耐)の為にイルミネーションのレティクルが欲しかった
という問題を解決する為に、家に転がってるフロンティアのショートスコープをサブマシンガンに載せちゃえばいんじゃね?と思い付いた訳です。
フルサイズのアサルトライフルだとそれなりに重いですからね。元が軽いサブマシンガンならスコープを付けても許容範囲かな?という目論見です。
最終目標は24時間耐久サバゲーなので、フィールドはガチの森林&ガチガチのブッシュです。
イメージとしては、鬱蒼とした森の中に背の高い雑草が群生しているような場所を想像して下さい。
そういう場所では、次世代電動ガンのような飛距離は不要です。
それより深いブッシュに身を隠し、息を殺して敵を探す事が重要です。
と言っても、相手も迷彩服を着てアンブッシュしていますから、視力が良いか索敵が上手くないと敵を発見できません。
索敵は音も重要だしスコープは視界が狭くなるという欠点もあります。
以前の記事でオープンサイトの方が視界が広くて良い、と書いた事がありましたが、あの時はホントにそう思ってました。
当時より視力が落ちて眼鏡だけでは矯正しきれなくなったんですね。
また、24耐に限って言えば
- 眼鏡は必ず曇る
- 曇り止めを塗っていても曇る
- ファン付ゴーグルでも曇る
- コンタクトで24時間はつらい
- 裸眼では視力低すぎて見えない
- なら曇ったら眼鏡を外してスコープで見よう!
というスコープに頼りまくる作戦を思い付きました。視界の狭いスコープに頼り切るのはあまり良い方法とは思いませんが、見えないよりマシかな?という妥協案です。
MAC10を選んだ理由
何でスコープを付ける銃にMAC10を選んだのか?ですが、外見の好みの話はキリがないので置いといて・・・
前述の通り、目標が24耐となるとメイン銃は電動一択です。そして重さがネックとなる次世代電動ガンは外れます。
ウチにある軽量電動ガンなら電動スコーピオンもありますが、Vz.61の場合はストック収納機能を活かしたまま光学機器を載せるのは不可能です。
匍匐した時に邪魔にならないドラムマガジンは魅力なんですが。
スコーピオンもMAC10もノーマルならハンドガンケースに収納可能です。
サバゲーに行く事自体が苦にならないように、荷物を軽量コンパクトにまとめる、その為に小さなガンケースを使える事は大きな利点です。
スコープを載せるとハンドガンケースは無理ですが、一回り大きい程度のガンケースが使えれば、という理由でスコーピオンよりMAC10かな、と思いました。
また、以前の記事にも書きましたが、MAC10の静音性は非常に強力な武器です。
MAC10同士の対決で負けた事があります。静寂に包まれる森の中で音も無く突然BB弾のビシッという感覚!驚いてヒットコールが一瞬遅れた程です。「あぁ!これなら強いわ!」と思いました。
光学機器を載せるという点だけ見れば、スコーピオンmod.MやMP7の方が遥かに簡単ですが、サイレンサーを付けたとしても静音性能はMAC10に軍配が上がると思います。
ただ、mod.MやMP7は初速も少し速いという利点もあるので私も興味はありますが。
ケイホビーのマウントベース
今回買ったのは、ケイホビー製のMAC10用トップマウントレイルキットです。
本家ケイホビーのブログはこちら↓
1万円近くするので、ちょっと高いような気もしましたが機能性が良いので買っちゃいました。
単体だと109gでした。
ピカティニー規格の溝が7本あるので、これならフロンティアのCQBスコープが載る筈だ、と思って購入を決めました。
バラすとこんな感じ。銃本体に固定するのは3箇所。ピカティニーのマウントレールと3つの6角ボルトは金属、ベースとサイドプレート、2つのイモネジはプラ(樹脂?)でした。
写真右の2本のイモネジはフロントサイトの穴に入れて、写真左のサイドプレートの下側の穴を銃に元から付いてるビスで固定します。
ちゃんとホップレバーも引けました。
この銃はサバゲー用なのでフェイスガードを着けた状態でマウントリングを調整しました。
リングを7mm高にしたら、ワイヤーストック後端部を開いた状態で照準線と目線の高さが合いました。
ウチにあった7mmのリングはモッジでしたがHYUGAの方が締め付けツマミが回し易くてお薦めです。
スコープとリアサイトの間にワイヤーストック後端部を通せる隙間があるので、ストックの展開・収納が可能です。
そのお陰で、スコープを外さずにガンケースに収納出来ました。写真のガンケースはプラノの4ピストル・アクセサリーケースです。
バッテリーも含めた重量は2378gでした。
ノーマルだと1683gなのでそれなりに重くなりましたが、重心から遠い位置にある大形サイレンサーはとても軽いので、腕を伸ばしてハンドガン撃ちでもしない限りそこまで気になりません。
ケイホビー製のMAC10用トップマウントレイルキットの短所
一言で言えば短所は強度です。
この写真で言うとバッテリーを置いた位置のすぐ下に小さなビスが見えます。これはノーマルのビスを利用しています。このビスは1.5mmの小さな六角です。これは右側にしかありません。
それと本来のフロントサイトの位置にマウントベースを固定するイモネジが見えます。
ノーマルのフロントサイトに元々開いている穴を利用してイモネジを挿入しています。左右にありますが、単なる穴にネジを入れて上下にズレないようにしているだけなのでガッチリ固定されてる訳じゃありません。
銃本体とマウントベースの結合はこの3箇所です。単に取り付けただけだと、ほんの少しですがガタがあります。
スコープを握って揺らすとカタカタ音がしました。ガタついた時に1.5mmの小さなビスのネジ山に掛かる負担も気になります。
他のパーツなら許容出来る程度のガタですが、これ、スコープマウントですからね、狙撃銃のように剛性云々とまでは言いませんがガタは取りたいです。ネジ山の為にも。
そこで、サイドプレート(写真左)の銃本体と接触する部分に両面テープを貼り、
フロントサイトに挿入するイモネジ(写真右)にシールテープを巻きました。全ての接合部のクリアランスを無くした訳です。
これでガタガタしなくなりました。両面テープの耐久性が気になりますが、3Mなので暫くは保つでしょう。
MAC10の本当の精度
せっかくスコープが載ったのでMAC10の命中精度を試してみたくなりました。
標的はいつもAPSライフル練習で立射で撃っている5m先に置いた1センチのサイコロです。これを依託射撃で100発くらい撃ちました。
結果は8割くらいは中たるって感じですね。弾がマルイの0.2gプラ弾だったので、0.25gバイオ弾とかなら、もう少し中たるかもしれません。
まぁ、サブマシンガンとしては充分でしょう。
まとめ
良い事も悪い事も気付いた事は全部書く!という主旨なので短所も書きましたが、トータルで見ると約1万円の価値はあると思います。
ホップ調整のやり易さ・ストック収納可能・銃本体への穴開け加工不要などボルトオンパーツとしての長所はしっかり抑えてあります。
自作で作ろうか?とも考えましたが、長所を活かそうとすると、どうやっても銃本体に穴開けたり削ったりと、到底元に戻せないような方法しか思い付きませんでした。
ベースとなるアルミ素材の加工とか、そういう手間も考えると、このクオリティーで1万円なら効率の良い時短だな!と思いました。
残念ながら、ケイホビーには現在(2022年12月)欠品中のようですね。私はあちこち探し回ってやっとひとつだけ見つけました。
MAC10の新銃がそんなに売れてないんですかね。確かに今コン電を買うなら拡張性も初速も高いmod.MやMP7に目が行くのは当然だと思います。
ただ、拡張性はともかく、初速の差はほんのちょっとです。
「聞こえないから強い!」
これに関しては今でもMAC10がトップだと思います。箱出し電動なら。ソーコムやGスペには負けますが、そこは装弾数と火力で^^;
私がリポにしないのもモーター回転数が上がれば音量も上がるからです。
リポで多少レスポンスが良くなっても電子トリガーには到底及びません。なら、そこでは勝負しない、という考え方です。
戦い方も草葉の陰に潜む事がメインになるので、走り回ると疲れる、という中年オヤジには丁度良いです。
サバゲーは撃ち合い要素とかくれんぼ要素(他にもありますが)なので、どれだけ撃ち合えるか?ではなく、どれだけ隠れるか?に注目するとまたひとつ面白くなると思います。
以前のタイトルにもしましたが「最も静かなマシンガン!」・・・電子トリガー全盛の最新の流行りとは別のベクトルを持った面白い銃だと思います。
では今回はこの辺で(^^)/~~~
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18禁の銃だからってアダルト警告の表示は勘弁して欲しいものです(^^;;
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