マルゼンAPSライフルSR-2の集弾性確認。2021APSライフル公式練習会の事前練習編。

APS:精密射撃

概要

今回は、APSライフルの公式練習会がバトンレンジで行われる事になったので、事前に銃の精度、主にグルーピングを確認したよ、という記事です。

前回の10mグルーピング計測記事はこちら↓

APSライフルでBB弾の精度比較。
概要今回はAPSライフルを使ってBB弾の命中精度を比較します。APSライフルとは・・・APS競技認定銃という専用ライフル(と言っても実質、普通のエアガン)を使って、10m先のターゲットを撃つ競技です。こんな感じのターゲットを狙います。真ん中...

銃の現状

前回、グルーピング測定後にマルゼンでオーバーホールしてから、約半年、自宅室内の5mレンジで練習ばかりしていたので、10mゼロインのついでにグルーピングを計測します。

ただ、半年間ほぼ毎日のように約30発ずつ撃っていたのでシリンダー内のグリス が新品では無い事が気になりますが、5mならとても良く当たるので多分大丈夫でしょう。

もっと簡単に分解出来る構造なら、グリスくらい自分で塗り直したいんですが・・・

前回のグルーピング計測時は、このような見苦しい自作バットプレートもどきを付けていたんですが、マルゼンに行く際、恥ずかしいので外し、そのまま帰宅して練習してみたら、以外と良く中るので、そのまま練習していました。

現状では、ゴムチューブを切って自作したチークピース、可変ストックとバイポッドのガタ取りの為のアルミテープ、スコープをかなり前下がりに取り付けてあるだけ、つまり自分の体型に合わせただけで、中身はフルノーマルです。

バットプレートが無くても、ストック後下端部をモーレンハイム窩(鎖骨の下の凹み)に乗せれば、そこそこ安定する事が分かりました。

こういう本格的なバットプレートならまた違うんでしょうけどね。SR-2にこれを付けるのは、加工が大変そうなので、現在開発中のマルゼンの新型APSライフルに期待しましょう。

とある業界関係者さんから聞いた話では、中身はタイプ96で、木製ストックバージョンとアルミストックバージョンが開発中、木製バージョンが先に発売されるらしいです。

一応、スコープも紹介します。

メーカーはHYUGA、4-12倍のリアフォーカススコープというやつです。これの特徴は・・

5mの距離で12倍でピントが合うスコープなんて、私の知る限りこれだけです。お座敷ライフルシューターには、かなり有難い至近距離性能です。

1センチのサイコロを5m先から12倍で見た所。

自分が何をした時に揺れが少なくなるか?は高倍率じゃないとよく見えないし、平均的日本人らしくウサギ小屋に住む私には、室内10m自宅射撃場は作れません(TT)

10m屋外だとこんな感じ。

このスコープ、視界がかなりクリアーです。私の知る限り、同価格帯(1〜2万円位)ではダントツです。価格が数倍違う実物系スコープと較べても気になる程の差はありません。

注意点は、12倍でピントが合う最短距離は4.9〜5m位です。自宅だと3〜4m位しか取れないよ、と言う人には、このスコープを勧めます。↓

新たなショート・ライフルスコープ購入
 「ショート・ライフルスコープ購入」という記事にあるように昨年3月ブースター付きのダットサイトから...

バトンレンジに行く

公式練習会の数日前、銃の状態確認と練習を兼ねて所沢のバトンレンジに行きました。

この日は電車とバスで行きました。理由はサバゲーの時と同じで、集中力を使い切ってフラフラになった状態で帰り道を運転するのが怖いからです。案の定、帰りの電車で爆睡しました。

今回も使う弾はBLSの0.48gプラ弾です。

精度やグルーピングの安定性で言えば、もしかしたら・・

MODIFYの方が上かも知れませんが、バイオ弾なので鮮度が重要です。保存状態によって左右されるとは言え、高価な弾は本番用として数ヶ月寝かせっ放しという事も多々あります。

それなら、長期間放っておいても安心なプラ弾を使いたいです。特に精密射撃なら。

MODIFYの精度に関する記事はこちら↓

APSライフルでBB弾の精度比較。
概要今回はAPSライフルを使ってBB弾の命中精度を比較します。APSライフルとは・・・APS競技認定銃という専用ライフル(と言っても実質、普通のエアガン)を使って、10m先のターゲットを撃つ競技です。こんな感じのターゲットを狙います。真ん中...

バトンレンジのAPS射場です。ライフルもハンドガンも撃てます。

射場に備え付けのレスト台を借りて10mのゼロインをします。ウチのレスト台より重かったです。

グルーピング計測結果

で、ゼロインしながらグルーピング計測した結果がこちら

1枚の紙に10発ずつ撃ちました。グルーピングのベスト記録は18.3ミリ。ノギスで計測しました。レスト射撃であれば、悪い時でも22ミリ位かな、という印象です。

何気に10m10発グルーピングの自己ベストを更新しました。ほんのちょっとですが。また、悪い時の散り方が前回の屋外の時ほど散っていません。

室内で10mグルーピングを計測したのは初めてなので面白かったです。

これがノーマルのSR-2(私の個体の場合)とBLS0.48gの組み合わせでの性能です。

これが室内だからなのか?マルゼンで神対応(前回記事参照)のオーバーホールを受けたからなのか?レスト台が自宅のレスト台より重かったからなのか?単なる運なのか?

ただ、マルゼンでオーバーホールした後は、ボルトもトリガーも感触が軽くなり、発射音も変わったので、影響は少なからずある筈です。

発射音は、VSR-10加速シリンダーのチューニングの際に気密性が上がった場合に空気が高密度に圧縮されたような少し甲高い音になったんですが、それに近い音になった、という意味です。

計測していませんが、たぶん弾速も上がってます。

トップ選手に教わった事

実はこの日、とんでもない収穫がありました。

APSライフルクラスのトップ選手、iさんも練習に来ていたので、ご一緒させていただき、色々と教えていただきました。iさん、その節はありがとうございました。

ちなみに、私は立射姿勢の基礎は、こんなふうに学びました。↓

点を撃つ!APSライフル立射姿勢の探求。内的姿勢に大切な3つの筋肉とは。
概要今回はAPSライフルの立射姿勢の話です。マルゼンのAPSライフルSR-2を買って1年とちょっと経ちました。立射を安定させようと激安ダサダサバットプレートやチークピースを作ってみたり、パームレストを作ろうとして挫折したりしながら、毎日撃っ...

なので私は右足(左利きの人は左足)の角度を30度位に開いて練習していました。目的は、腰が開かないようにする為です。

ところが、この日、iさんから教わった角度は45度でした。45度で試してみると・・・あら不思議!

股関節と骨盤がロックされる感覚が強まり、手ブレも減少しました。これは感動しました。

もちろん、私の場合の話です。股関節の柔軟性は一人一人違いますから、誰でも45度が良い、という事ではありません。

まだ初めて間もない内は色々と試してみて、自分にとってベストな角度を探してみると楽しいですよ、という話です。

他にも色々と教わりましたが、全部は書ききれないので、今後の記事でその都度、小出しにしていきます。

APS公式練習会に関する記事をこの後いくつか書く予定です。

とりあえず今回はこの辺で。

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