射場の解説
今回も実射動画があります。目次または下記のリンクからどうぞ。
念の為、射場の解説もしておきます。
狙うターゲットは直径32センチ5フライパンです。三脚に洗濯バサミで固定して風見代わりのリボンを挟んでいます。
50mの距離は巻尺で測りました。多少の誤差は出るでしょうから、51m地点にフライパンを置きました。
念の為、ここでエアガンで遊んで良いか、所轄の警察署に確認しました。殆ど、人は来ないような所ですが、安全には気を付けています。
前回から変わった事
前回は0.32g弾を撃ちましたが、今回は0.36g弾を使いました。
銃のセッティングは何も変えていません。バレルの掃除すらしてません。前回、初の20/30発的中した時の状態です。
今日は曇りでした。熱中症の心配は無さそうです。
たまにはミルドットの説明
一応、スコープ画像を撮ってみたんですが、レンズでレンズを撮るのは難しいです。写真は白み掛かってますが、肉眼だと綺麗に見えます。
拡大してみました。スコープの倍率は6倍です。距離50m、フライパン直径が32センチなので、ドット(点)とドットの間が5センチなのが分かります。これがミルドットってやつですね。6倍時にミル、つまり1/1000って事です。
これがとても役に立ちます。そのうちスコープの使い方の記事を書きます。
撃ち順
今回も一回30発を1ラウンドとして全ラウンド撮影し、最高記録回以外を弾道観賞動画にしました。
また、今回、初めての0.36g弾だったので、どの位飛ぶのか、後で自分でも観たかったので、弾道観賞動画の最初に、ホップ0から20までの試し撃ちを収録しました。
カメラをマズルの真下に設置した動画は、前半に撃ったラウンドです。後半はカメラを真横に移動しました。
記録更新
ここから動画のネタバレです。
結果から言えば、25/30という自分でもビックリのとんでもない記録が出てしまいました。
前回の実射解説の記事で書いたように、25発的中なんて、まだまだ先の事だと思っていました。
それを、ただ弾を重くしただけで達成してしまうとは・・・!
でも、1番嬉しいのは、的中25発ではないんです。
最高的中記録なんて、何時間も撃ち続ければ、まぐれで出る事もあるかも知れません。
今回、ホップ確認を除けば、10ラウンド撃ちましたから、300発です。10ラウンド撃った中での最低記録が19/30でした。
19発的中なんて、前回までなら「やった!高記録だ!」なんて言ってた数値だし、
今回はリアルショックを持って来ていないので、リアルショックに関しては、前回、50m対決の時に0.28g弾で出した19/30発が今でも最高記録です。
最低記録が19/30だったGスペに関しては、重い弾によって全体的なレベルが底上げされた、と考えて良いのではないか、と思います。
これが1番嬉しかった事です。
ただ、自分の欠点も分かった気がします。
動画を観ていただけば、お分かりかと思いますが、ホップが弱い時に的中率が向上しています。これは前回もそうでした。
前回は、落下弾道だから当たるのかな?と思っていましたが、今回は弾が重いので、最大ホップでも多少は落下弾道です。
ホップを強くするとハズレが増える・・?
つまり、ホップがおかしい?
言い換えれば、ホップのセッティングがちゃんと出来てないから、なるべくホップに頼らない弱ホップの方が当たる、と言う事でしょうか。
近いうちにGスペのセッティングを少し変えてみようと思っています。
追記:やっぱりまだ左に曲がるような気がしたのでチャンバー右側のアルミテープを増やしてみました。
落下弾道は楽しい?
実は今まで、落下弾道って楽しいの?と言う疑念が多少あったんです。
Gスペックがノーマルだった頃のイメージが影響していると思います。最初はノーマルのGスペで50mを撃っていました。
軽い弾なのに50mまで届かないから、仕方無く仰角を付けて届かせるしか無かった。そして、辛うじて遠くまで届いた弾は、力無く、ヒョロヒョロとただ落下して行くだけ・・・。
50mなんて10発撃って1発当たるかどうか・・
ハズレ個体だったのか、風向きなどの条件が悪かったのか、今となっては分かりませんが、あまり楽しくなかったんです。
当時、ノーマルだったGスペで50mを撃たなくなったのは、それが原因です。
その後、鹿先生(jpsikahunterさん)のYouTube動画に出会い、50m熱が再燃しました。
自分のGスペも改造したらどうか?と思い、Gスペに110gピストンを載せたらシリンダーが壊れたので、リアルショックを購入しました。
リアルショックは良い銃でした。少し弄るだけで、50mを楽しめる銃になりました。
Gスペのシリンダーが壊れた経験から、耐久性を重視するようになり、Gスペを加速シリンダーとして復活させる事にしました。
いつの間にか、私のVSR遍歴話になってしまいましたが、話を本筋に戻します。
今回の落下弾道ですが・・・楽しかったですねぇ!
ノーマルの頃の、ヒョロヒョロと頼りなく落下してコツンと当たる弾とは違い、緩やかに落ちて行き、フライパンを力強くカァーン!と叩き、気持ち良い音を響き渡らせてくれました。
私がシューティングを好きな理由のひとつは、弾が金属に当たる音が好きだからです。
カァーン!を聞いて、海外で実弾で鉄板を撃った時の音と快感を思い出しました。まぁ、実弾ほど大きな音はしませんが。
動画では、響き渡る音をマイクが拾いきれていないのが残念です。このマイクの性能ではしょうがないですが。
弾道も、実弾は少しずつ落下する放物線弾道な訳ですから、海外動画によくある、超長距離射撃のミニチュア版だと思えば楽しいものです。
国内では、実弾で鉄板を撃つ機会は、ありませんからね。
ライフルと金属音が好きな私には、国内ではこの遊び方しかありません。
今回、気を付けた事
今回、特に気を使ったのは、銃が静止してから撃つ事です。
精密射撃APSの練習をしていると、銃を静止させる為に、呼吸を止める事があります。
その時、いつ吸って、いつ吐くのか?を工夫しないと、息苦しくて耐えられなくなります。
今回は、特に意識せずに撃ち始めたんですが、「あれ?今日は当たるな!」と思うと、いつの間にか、息を止めていました。
APSに比べると、グルーピングが大きい事や、スコープ越しに見えるターゲットの大きさ等も相まって、つい忘れがちな基本ですが、
改めて気を付けてみると、焦って雑に引き金を引いた時は、ほぼ必ず外している事に気付きました。
銃のブレを完全に止める為に、身体に余計な力を入れない。
その為に、どうやって銃を保持するのか、どうやって引き金に触れるのか、どうやって銃と上半身の重さを筋力を使わずに支えるのか、その為に下半身はどうすべきか。
こうして見ると、注意するポイントが、APSと殆ど変わらない事に気付きました。
やっぱりこれも精密射撃なんだな、と再確認させられました。
感想
25発当たったのは嬉しいですが、ルールが明確化された競技でもないので、そんな数値は単なる目安です。
25という数字だけを見て、他の50mシューターの方との比較は出来ません。
過去の自分より進歩したか?という指標にはなると思いますが。
そんな数値より重要なのは、気持ち良く当たるようになって来たので、最初に思い描いていた理想に近付いて来た事です。
初めてのライフルは、Gスペックってヤツにしようか?と、カタログを見てニヤニヤしていた頃、
次に、買ったばかりのピカピカのGスペを横目に、フライパンの通販サイトを見ていた頃。
あの頃、思い描いていた、こんな遊び方をしたら楽しそうだな!
という理想に近付いて来ました。
まだ、ホップアップという言葉も良く知らない頃「野球のボールみたいにだんだん落ちるんじゃないの?」と思っていました。
その頃想像していた弾の飛び方、ターゲットに当てる快感、射撃という遊びの楽しさ・・・
「ああ・・・こういうのを想像してたんだよな・・・しかし、ホントにやってみると想像以上だな!」
脳内麻薬が出る、と想像するのと、実際に出たのでは、大違いです。
想像を現実にした事が、今回の最大の得物かも知れません。
では今回はこの辺で。
50mシューティング.VSR-10.Gスペック加速シリンダー仕様3回目0.36g弾.本編 の動画はこちら
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弾道観賞動画2加速シリンダーGスペックの弾道を横から見る の動画はこちら
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