東京マルイ VSR-10.Gスペック 50mシューティング銃 製作記#28 リアルショック用スプリングで初速測定とノズルセンター出し編

マルイVSR-10.Gスペック
マズルを装着してみました。
バレル先端とツライチです。
これならバレル先端を抑えて
チャンバーも含めた気密チェックが出来ます。

前回までは・・・

当初の予定では、初速を出す為に段階的に100ミリ程度まではカットする予定だったインナーバレル。でも200ミリまで短くしても初速が上がる気配が無く、むしろ落ちてるので不安になって来ました。

既にシリンダーとバレルの容積比がノーマルのプロスナ程度になっている事を考えると、200辺りから、そこそこの初速になって欲しいところがですが・・・

しかも、これ以上短くするとインナーバレルがマズルに嵌まらなくなります。そうなると、その後の処置が面倒臭い。

という訳で、インナーバレルを短くカットするのは一時休止して、スプリングやピストンを変えてみる事にしました。

今回はスプリングを変えてみます。

今回使うスプリングは・・

長い方がリアルショック用のスプリングです。

今回の主役、リアルショック用のピストンスプリングです。これは、製作記#2の加速シリンダー編で紹介した、中古のリアルショック用シリンダーに入っていた物です。恐らく、多少ヘタってるでしょうね。

それでも、ほぼ新品に近いGスペ用より自由長が6.5ミリ長いです。加速シリンダー編で紹介した通り、線径とピッチが同じなので、バネレートは同じ位だと思われます。

組み合わせるピストンは前回と同じ、Gスペ用のノーマルです。ブレーキロッドも付いてます。

その前に組み方の話をひとつ。

ノズルとチャンバーのセンター出し

シリンダーを組み込んだレシーバーと
アウターバレルを組む時の話です。
ある程度締め込んだ所で、
ボルトを少しだけ引いてみると・・
スムーズに戻らず引っかかる事があります。
これはチャンバーの入り口に
ノズルの段差部分が当たっている状態です。
恐らくですが、レシーバーリングが、
センターからズレた状態で
締め付けられているんじゃないかな?
と思います。そんな時は、
アウターバレルを締め直しましょう。
レシーバーを逆さまにしたりしながら、
センターが出るまで何度でも。

このセンターが出ていないと、ノズルがチャンバーパッキンの中心にスムーズに挿さらないかも知れません。

どの程度の影響があるのか分かりませんが、エア漏れや弾位置保持の不良になる可能性もあると思います。

もしかして、Gスペのノーマルバレルの窓アーチって、ノズル位置の補正の為なのかな?なんて想像しました。

初速測定開始

比較対象の前回とは、勿論、Gスペ用スプリングでの初速です。

ホップ0

前回は68.11・67.40・66.91・67.88・68.64。初速変動幅は1.73でした。

今回は65.86・63.90・64.10・63.37・64.78。初速変動幅は2.49。

初速も安定性も下がりましたね。

ホップ5

前回は67.69・70.55・69.81・68.25・69.59。初速変動幅は2.86。

今回は66.00・65.71・65.02・65.02・64.57。初速変動幅は1.43。

初速は落ちました。安定性は向上してます。

ホップ10

前回は72.22・71.91・73.25・69.87・71.65。初速変動幅は3.38。

今回は68.55・67.77・68.01・66.95・68.82。初速変動幅は1.87。

ここも初速が下がり、安定性が向上です。

ホップ15

前回は69.09・68.89・69.50・68.86・70.05。初速変動幅は1.19。

今回は69.03・70.36・70.15・70.35・69.42。初速変動幅は1.33。

初速は微増。安定性は大差無いですかね。

ホップ18

前回は65.82・65.94・65.46・67.92・65.69。初速変動幅は2.46。

今回は68.54・69.29・70.23・71.34・69.64。初速変動幅は2.8。

初速は上がりました。安定性は大差ないけど、悪い数値ですね。

ホップ20

前回は66.01・65.53・65.94・65.61・67.25。初速変動幅は1.72。

今回は69.84・69.92・70.91・68.60・70.17。初速変動幅は2.31。

ここも初速は上がり、安定性が低下です。

考察

全体的に見ると、弱ホップ域での初速が下がり、強ホップ域での初速が上がりました。

強ホップで高初速というのは、使いやすいホップ特性だと思います。

強ホップ時に弾を射出するタイミングは、弱ホップ時よりも高圧になってから。つまり、ピストンストロークの後半です。

その時に、スプリングが伸びようとする力が、どの位残っているか?

ここで自由長の長さが効いているんじゃないか、と思います。

このスプリング特性があれば、強ホップ時の初速を上げる為に、ピストンに付ける錘の量を減らせるかも知れません。

どっちにしろ、現状の初速では遅すぎるので、ブレーキロッド無しのピストンを使って、シリンダー排気量を増やす必要がありそうです。その時、ピストンに錘を付ける事になるかも知れません。

次回はロッド無しピストンに交換してみます。

では今回はこの辺で。

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