マルゼンAPSライフルSR96-11Sのプラインでムーバーを撃ってみた。

APS:精密射撃

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概要

今回はAPS公式記録会の前にバトンレンジに行き、グルーピングとゼロインの再確認、プラインでプレートとムーバーがどう見えるか?を確認してきたので、その結果をお知らせします。

プラインとは、これ(左)の事です。右の黒いのはスチールインサートです。プラインの紹介はこの記事↓のラストにも書いてあります。

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そしてムーバーとは

こんな形の左右に移動する標的を撃つ競技です。ムーバーに関する記事はこちら↓

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ムーバーでは、横に動く物を狙う訳ですから、

スチールインサートのように横に支え棒が在ったら邪魔だろうな・・・というのがプライン導入のそもそものきっかけでした。

ゼロインとグルーピング計測

久しぶりにやって来ました、バトンレンジ。まずは、ゼロインしながらグルーピングを測ります。

照準が合ってなくて済みませんが、2.8ミリのプラインで10m先のAPS黒丸ターゲットを見るとこんな感じです。

結果はこんな感じ。10発ずつ7枚撃って、ベストは15.6ミリ、ワーストは21.9ミリ、7枚の平均は約19ミリでした。

前回の自己ベスト記録↓

マルゼンAPS.SR96-11S命中精度向上計画その3。10m実射編。
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には到底及びませんでしたが、三脚2台で依託した前回に比べ、

依託する三脚が大型とはいえ1台だけだったので、若干不安定な感じはありました。

まぁ、平均値で20ミリ以内に収まっているし、極端なフライヤーが殆ど無かったので、良しとしましょう。

それより気になったのは、ゼロインの方です。

前回は、0.28g5mのサイトセッティングで0.48g10mを撃つと着弾が上方に上がりました。

これは照準線が前下がりになるようにフロントサイトを低く、リアサイトを高く取り付けてあるからなんですが、

今回はゼロインの結果、0.28g5mと0.48g10mがほぼ同じでした。考えられる要因としては、

「何らかの影響により初速が下がり、0.48g弾をちゃんと飛ばしきれていない」

何らかの影響?・・・何の影響なのか幾つか考えられますが、この日は寒かったので、気温の影響の可能性が高いような気がします。

仮に寒さの影響だとしたら、チャンバーパッキンが硬くなり、ピストンのグリスも硬くなってストローク後半のピストンスピードが上がらず、重い弾での初速が下がった・・・って所でしょうか。

単なる想像なので違うかもしれませんが。

プラインでムーバーを撃つ

では本日の主目的、ムーバーです。

カメラアングルが下手糞なせいでプラインの黒円が歪な円に写っていますが、これは撮影技術のせいです。

思った通り、プラインなら横から動いて来る標的が良く見えます。

この銃と弾の場合、初速は大体60m/sちょっとですから、0.2m/sで動く標的に中てるには、だいたい3cmのリードを取れば良い事になります。

標的は左右長6cmなので、移動して来る標的の鼻先辺りを撃てば、バイタルゾーン(⁉︎)に中たる計算です。

私の場合は、待ち撃ちや追い撃ちより、一定のリードを保って撃つ方が良く中たりました。

クレー射撃ではリード射法と言うそうです。

リード射法、スロー射法、スイング射法。どれから覚えれば良いか?
銃を所持すると、まず初めに習うのがスイング射法だと思います。トラップは基本これなのですが、スキートはどうやら昔はこの方が良かったそうですが最近は皆リード射法なのだとか。では、狩猟はどうかというと、かも

こちらのブログで勉強させていただきました。スロー射法も良さそうですね。

スイング射法は難しかったです。中たれば気持ち良いんですが、外しまくりました。

プラインでプレートを撃つ

次はプレートです。これがプラインでどう見えるか?が今回の2番目の目的です。まずは1時間ほど撃ち込んでみました。

感想から先に言えば、プレートはスコープ使用時と比べて、特に難しいとは感じませんでした。唯一、右端の小ジャマーを除いて!

2.8ミリのプラインの黒輪が、プレートと同じくらいの大きさに見えます。これなら狙いを付けるのはそこまで難しくありません。

ジャマーホールの中もプレートと同じ大きさなので、同じような感覚で撃てるんですが、右端に小さく見える小ジャマー!

ここだけ難易度がゴルゴ級です!これだけはスコープの方が有利かも知れません。スコープなら「小さく揺れてるか?」が見えるので。

中ジャマーまで上手く行ったら、小ジャマーはタイムアウト覚悟でじっくり狙う戦略もアリだと思います。

私程度のウデでは小ジャマーは100%運です^^;

なので前回の公式では、普通のプレートを外したのに小ジャマーは中てる‼︎というラッキーに見舞われました。

まとめ

小ジャマーに関しては、プラインとかスコープとかの問題ではなく「どれだけ止められるか?」という基本的な問題でしょうね。

ムーバーに関しては「標的が動き出してから据銃する」というクレー射撃のスキートみたいなルールなので「視界が広いほど見易いんじゃないかな?」と思いました。

まぁ、プラインでも充分なんですが、欲を言えば・・

こんなのがあれば、もっと見易いかも知れませんね。でもこんなの買ったら・・・

こんなのとか・・・

こんなのとかも欲しくなりそうです。浪漫もお金もキリがありませんね^^;

浪漫は置いといて現実を考えると、もう少し上位を狙えるようなウデになってからでも充分な気がします(TT)

結論として、

ブルズアイはスチールでも良いと思いますが、プレートに関しては、黒輪が細くなる事により横方向の微妙なズレを修正出来たり、

特にムーバーに関しては、横棒が無いお陰で、標的を見失わない、リードの取り幅を調整し易い、等の利点があると思いました。

プラインだけなら安いですしね。

マルゼンのプレシジョンサイトでAPS3種目(特にムーバー)を撃つ際にはお勧めできます。

では、今回はこの辺で。

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ご迷惑をおかけしています!

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