前回までは・・・
加速シリンダーに合わせて240ミリまでインナーバレルを切り、初速を測定しました。今回は初速を上げる為にピストンを交換してシリンダーの排気量を増やす試みです。
初速測定
前回と同じように各ホップで5発づつ計測します。
各ホップで5発づつ撃ちます。前回のブレーキロッド付ピストンでの計測値と比較します。
ホップ0
前回は67.98・64.85・66.56・66.64・68.01でした。初速変動幅は3.16でした。
今回は81.79・82.48・82.41・83.25・83.45でした。初速変動幅は1.66です。
久しぶりのオーバーです。どっちにしろ、いつも通り保管時はバラしますが。
ホップ5
前回は69.43・67.56・70.04・67.73・68.96でした。初速変動幅は2.48でした。
今回は82.15・81.88・82.43・82.89・82.50でした。初速変動幅は1.01です。
ホップ0と5は同じ傾向です。初速の大幅アップと安定性のアップです。
ホップ10
前回は71.74・71.85・72.21・71.81・71.38でした。初速安定性は0.83でした。
今回は81.18・81.01・81.39・80.08・80.41でした。初速変動幅は1.31です。
ホップ10辺りから初速アップが穏やかになり、初速安定性が低下しました。
ホップ15
前回は71.01・70.53・70.67・72.15・71.74でした。初速変動幅は1.62でした。
今回は77.20・78.56・77.70・76.89・75.75でした。初速変動幅は2.81です。
ホップ18
前回は67.93・67.97・68.58・67.25・68.53でした。初速変動幅は、1.33でした。
今回は73.30・74.63・74.38・74.95・74.17でした。初速変動幅は1.65です。
ホップ20
前回は69.39・69.22・68.99・69.52・68.67でした。初速変動幅は、0.85でした。
今回は73.83・74.08・74.72・73.40・74.15でした。初速変動幅は1.32です。
考察
思った通り、このバレルの長さだとシリンダー排気量を増やした方が、初速は上がるようです。
ただ、ホップ10以降は初速上昇が少なくなり、初速安定性も低下しました。
気密が低い時の症状に似ています。排気量が大きくなった事で、実圧縮比が高くなり、気密漏れを起こしている事も考えられます。
いくら初速が上がっても、強ホップ時の安定性が下がっては、長距離狙撃には使えません。
まずは今回、新しく投入したパッキンについて調べてみたいと思います。ノーマルとの差異があるかも知れません。次回の記事にします。
では今回はこの辺で。
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