前回までは・・・
加速シリンダーに合わせてインナーバレルを260ミリまで切り、気密を変えたり、弾の保持位置を変えたりして初速を測定しました。でも理想的な検証結果は得られず、何かが違う、と悩みながらここまで来ました。
だけど、理想的じゃないからと言って止まってても何も変わらない・・・と自分に言い聞かせて先に進めます。
今回はインナーバレルを240ミリまで切り詰めて初速測定します。
初速測定
今回から、弾速計の写真はやめて数値を書くようにしました。その方が見やすいかな?と思って。
使用する弾は今までと同じギャロップの0.3gです。各ホップで5発づつ撃ちます。
ホップ0
前回260ミリバレルでの同条件の測定値は
63.66-68.39。初速変動幅は4.73でした。
今回の240ミリバレルでの初速は
67.98・64.85・66.56・66.64・68.01でした。
となると初速変動幅は3.16です。
ホップ0は大して変わらないですね。
ホップ5
前回は64.49-68.73。初速変動幅は4.24でした。
今回は、69.43・67.56・70.04・67.73・68.96でした。
初速変動幅は2.48です。
ホップ5の初速と安定性は少し上がりました。
ホップ10
前回は67.56-69.16。初速変動幅は1.6でした。
今回は、71.74・71.85・72.21・71.81・71.38でした。
初速安定性は0.83です。
ホップ10は初速、安定性ともに向上。特に安定性は1m/s以内です。
ホップ15
前回は69.41-72.69。初速変動幅は3.28でした。
今回は、71.01・70.53・70.67・72.15・71.74でした。
初速変動幅は1.62です。
ホップ15は安定性が少し上がったくらいですかね。
ホップ18
前回は69.08-70.51。初速変動幅は1.43でした。
今回は、67.93・67.97・68.58・67.25・68.53でした。
初速変動幅は、1.33です。
ホップ18は初速が少し落ちました。
ホップ20
前回は68.76-69.85。初速変動幅は1.09でした。
今回は、69.39・69.22・68.99・69.52・68.67でした。
初速変動幅は、0.85です。
ホップ20も初速安定性が1m/s以内になりました。
考察
大雑把な感想として、ホップ0は大差なし。ホップ5は初速、安定性共に少し向上。ホップ10は初速向上及び、安定性が合格点。ホップ15は安定性少し向上。ホップ18は初速少しダウン。ホップ20は初速不変、安定性が合格点。
といった感じですか。
私の当初の理論が正しければ、初速が全体的に遅いのは、シリンダーの排気量不足です。
240ミリバレルに対して、3.5ミリ加速ポートでは、シリンダー容量が少な過ぎる、という意味です。
次回はピストンを変えてみて、排気量が多ければ、初速が上がるのか?という確認をしてみたいと思います。
それでは今回はこの辺で。
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