東京マルイ VSR-10.Gスペック 50mシューティング銃 製作記#31 43gピストンとGスペ用スプリングで初速測定編

マルイVSR-10.Gスペック
完成に近付きつつあるGスペ加速シリンダー仕様

前回までは・・

インナーバレルは200ミリまでカット。シリンダーは35ミリの位置に加速ポートの穴を開けました。

ピストンやスプリングを変えながら初速を調整してみた所、結果的には、ピストンのエアダンパーロッド(ブレーキロッド)を切除したピストンに変更しました。

そして、遠距離射撃で重要となる強ホップ域の初速を上げる為にピストンに錘を付けて、純正ピストンの19gから43gに。

その際、リアルショック用のスプリングを使ったら、初速が高過ぎた為、今回はGスペック用のスプリングに戻して初速を測ってみよう、という段階です。

今回使うスプリングは・・

長いスプリングがリアルショック、短い方がGスペック用です。

リアショック用スプリングは、Gスペ用より自由が長く、強ホップ域、つまりストローク後半でも強いテンションを掛け続ける事が出来ます。

すると強ホップ域でも高い初速を維持し易いので、重量弾を使う遠距離射撃に適した特性です。

でも初速の為なので、やむを得ません。不本意ながら、バレルを切りまくっていた頃に使っていた、Gスペ用スプリングに戻します。

初速測定開始

この後にエクセルの一覧表を貼り付けます。一覧で見たい方は、そちらをどうぞ。

前回とはリアルショック用スプリング、今回はGスペ用スプリングでの初速です。

ホップ0

前回は84.43・84.35・84.10・84.53・83.83。初速変動幅は0.7。平均値は84.248。

今回は81.61・81.57・82.39・81.53・82.56。

ホップ5

前回は84.43・84.18・84.70・84.12・85.41。初速変動幅は1.29。平均値は84.568。

今回は82.98・82.02・82.19・82.76・82.98

ホップ10

前回は85.45・85.61・86.41・85.81・85.75。初速変動幅は0.96。平均値は85.806。

今回は83.04・83.61・83.36・83.47・83.62

ホップ15

前回は85.61・84.99・85.15・85.77・84.58。初速変動幅は1.19。平均値は85.22。

今回は82.95・83.83・82.61・83.08・82.87

ホップ18

前回は84.14・84.01・84.31・84.04・83.12。初速変動幅は1.11。平均値は83.924。

今回は81.30・82.35・81.81・82.24・80.82

ホップ20

前回は83.87・83.15・83.83・84.43・83.38。初速変動幅は1.28。平均値は83.732。

今回は81.43・81.84・81.43・81.90・81.75

初速測定:弱スプリングで再計測

Gスペ用スプリングに交換しても、まだオーバーだったので第二弾!

スプリングが三本あります。

1番長いスプリングはリアルショック用、2番目がGスペック用スプリングの比較的新しいヤツ。そして1番短いのは、最初にGスペックを買った時に付いていた、つまり何年も使い古してヘタったGスペ用のスプリングです。

ヘタっただけなので、これを意図的に作る場合は、コッキングしたまま、暫く放置すれば、自然にヘタると思います。どの程度放置すれば良いのか?は試した事が無いので分かりませんが。

初速データ一覧

このスプリングなら、更に初速が落ちる筈。という訳で測定してみます。

ホップ0

78.08・77.04・77.83・78.45・77.95

ホップ5

78.01・78.23・78.87・78.66・78.46

ホップ10

78.61・78.90・78.65・78.43・78.90

ホップ15

77.77・77.65・78.70・77.75・77.93

ホップ18

77.52・77.23・77.29・77.05・77.13

ホップ20

76.18・76.54・76.68・77.51・76.78

今回の結果を見てみましょう。弱スプリングでの最高値はホップ10の時に出した78.90m/sです。

弾は、以前と同じギャロップの0.3gの弾なので78.9m/sだと0.933ジュールです。

多少、安全マージンも欲しいので丁度良いくらいじゃないでしょうか。

欲を言えば、強ホップ時にもう少し伸びて欲しい気もしますが、欲張って錘を増やせば、以前紹介したように、シリンダーのネジ山を壊す事になるので、ここは我慢します。

考察

一覧表の上の方はオーバーで使えませんから、弱スプリングでの記録を中心に見て行きます。

1番嬉しいのは、最も多用する事が予想されるホップ18の安定性の高さです。

なんと0.5m/s以内です。勿論、多少の誤差もあるでしょうし、毎回これが出せるとも思いませんが、ある程度のレベルには達したと思います。

やはり、ピストンには、ある程度の重量は必要なのかも知れません。

気になるのは19gピストンの時も、初速変動幅0.5を記録した事があります。

もしかしたら、圧縮比と慣性力のバランスが取れた時に安定性が高まるのでしょうか?

そのベストの状態から多少外れた時、重量ピストンの方が許容範囲が広いのだとしたら?

使い易くセッティングし易いのは、重量ピストンでしょうね。

ただ、軽量ピストンのまま、安定性も高いセッティングが出せたら、耐久性も高い素晴らしい銃になると思います。

加速ポートを広げてピストンスピードをもっと上げれば、それが実現出来るのか?

それとも諸先輩方が実践されたように、固定ホップ、或いは低ホップ域を規制して使えなくする、等の方法しか無いのか?

いつか、その領域も試してみたいと思いますが、取り敢えず、今回の加速ポート35ミリ仕様は、この辺りで完成という事にして、実射準備に入ります。

準備と言っても、機関部のオーバーホールだけですが、スコープ装着等も含めて、次回、お送りします。

では今回はこの辺で。

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