東京マルイ VSR-10.Gスペック 50mシューティング銃 製作記#20 BB弾保持位置を変えて初速測定編

マルイVSR-10.Gスペック

前回までは・・・

加速シリンダーの排気量に合わせてインナーバレルを段々とカット。バレル長は260ミリまで切りました。

切るたびに初速を測定しているのですが、どうにも初速が安定しません。何が悪いのか?色々と考えてみた結果、まだ試していない事がありました。

これが原因?

BB弾の保持位置です。

このGスペは気密向上の為に、チャンバーパッキンにノズルが2ミリ深く挿さるようにしてあります。

VSR-10定番のアウターバレル1ミリ削り。
ちょうど1回転で締まるようにしてあるので正確には1ミリより少ない削り幅です。
また、こんな物を、
内径を削ってボルトとボルトハンドルの間に挟んで
気密アップしてあります。

つまり、BB弾装填時の弾保持位置が、ノーマルより2ミリ前方に移動している筈です。

前方(この写真で言うと上方)に弾保持位置が移動している、という意味です。

このように、あまり前方(マズル側)に保持位置が移動し過ぎても、ホップ突起での弾の抑えが弱くなるのではないか?そのせいで保持位置が前後にばらつくのではないか?と思いました。そこで・・・

アウターバレルを敢えて1回転緩めてみます。
気密確認すると2秒位でプシューと
抜けてしまいました。

気密アップ時は10秒待っても抜けなかったのに。こんなに違うんですね。

ただ、今回見たいのは、気密ではなく、弾保持位置によって初速が安定するか?です。

なので、特に強ホップ時の初速が落ちるのは覚悟の上です。

まずはアウターバレルのみを
1回転緩めた状態にしました。

初速測定開始

ホップ0最低速
ホップ0最高速
ホップ5最低速
ホップ5最高速
ホップ10最低速
ホップ10最高速
ホップ15最低速
ホップ15最高速
ホップ18最低速
ホップ18最高速
ホップ20最低速
ホップ20最高速
今度はアウターバレル1回転戻しに加えて
ボルトとボルトハンドルの間のワッシャーも
外してみました。
気密としては1番低い状態です。

ホップ0最低速
ホップ0最高速
ホップ5最低速
ホップ5最高速
ホップ10最低速
ホップ10最高速
ホップ15最低速
ホップ15最高速
ホップ18最低速
ホップ18最高速
ホップ20最低速
ホップ20最高速
次はアウターバレルをキツキツまで締めた、
つまり純正より1回転締めた状態に戻し、
ワッシャーだけを抜いてみました。
ホップ0最低速
ホップ0最高速
ホップ5最低速
ホップ5最高速
ホップ10最低速
ホップ10最高速
ホップ15最低速
ホップ15最高速
ホップ18最低速
ホップ18最高速
ホップ20最低速
ホップ20最高速

測定結果一覧表

表が小さくてすいません。初速はオマケみたいなもんです。肝心な初速変動幅の部分は拡大します。

こんな感じになりました。

考察

今回の結果と前回の1番気密を上げた時の結果を合わせて見てみるとホップ18段目の時の安定性がちょっと良いような気がします。

本来は、弾の保持位置によって初速安定性が変わるか?という検証だったのですが、今回のテスト結果だけ見ると、残念ながら「よく分からない」としか言えません。

まぁ、理屈の上では毎回定位置に弾が保持されれば安定すると思うんですが・・・

ただ、全体を大雑把に見るとホップが強めの時の方が、安定性は高いようです。

想像ですが、加速シリンダーによる急激な加圧をホップ突起が押さえ込んで、一定の圧力になってから発射しているのかな?

元々の初速が、最大ホップの20段目より15-18段目の方が高いですから、その辺のバランスが良かったのが18段目だった、という事かも知れません。

現状では、初速も安定性も完成には程遠い状態です。目標は強ホップ時に0.9ジュール前後の初速を出して初速変動幅は1m/s以内、可能なら0.5m/s以内になれば理想的です。

次回は再びバレルをカットして初速を測定します。

では今回はこの辺で。

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