
概要
今回は、マルゼンSR96-11Sの命中精度向上計画のその4です。
前回のその3まででやり残した事をやります。その3はこちら↓

今回はVSR-10の時にやった事で、まだSR96-11Sでは試していない事の内、APSライフルに使えそうな、インナーバレルの内面研磨とチャンバーの気密を更に向上させます。
インナーバレル内面研磨
研磨と言っても本格的な研磨剤等を使うような本来の研磨ではなくケミカル用品を使った、なんちゃって研磨です。

使うのはこれ。「花咲かG」というバイク用品です。バイクの外装等をピカピカにする時に使います。Amazonで見てみる↓

VSR-10のインナーバレルをゴシゴシ磨いたのも良い思い出です。
この方法、元ネタは恐らく日本一有名なサバゲースナイパーのカズさんです。カズさんのサバゲー関連の動画はこちら
カズさんのチューニングに関する動画はこちら
ただ、このインナーバレル内面をピカピカに磨く方法、VSR-10には効果があると思いますが、SR96-11Sに効果があるか?は微妙です。

理由はインナーバレル径です。VSR-10はノーマルなら6.08mmです。
SR96-11Sのインナーバレルは内径6.15mmという、今までのAPS銃のスタンダード(大体6.05mm)から見れば相当なルーズバレルです。
もしかしたら、BB弾とインナーバレルの間に空気の層を作る事を重視した設計思想かもしれません。マルゼンさんとしては冒険だったでしょうね。
更に言えば、SR96の場合ノンホップです。ルーズバレルの思想の中には「バレル内面に接触してホップ回転を邪魔しないように弾を空気で包む」というのもあったと思うので、ノンホップの場合、これは無関係です。
それとも「弾に上下左右や回転などの余計な運動をさせない為にバレル内面に接触させない」という事なら無関係でも無さそうです。
とは言え、接触しない(理想上)のならピカピカツルツルにした所で、どれだけ効果があるの?というのが今回の疑念です。
なのでこの作業に関しては完全な自己満足です。「バレルピカピカなら気持ち良いじゃん?」・・・それだけです。
研磨開始
VSR-10の時はマルイのバレル掃除棒にティッシュを巻き付けて作業しましたが、棒のプラスチック部分がバレルを傷付ける事を心配して市販のライラクスのバレル掃除棒を買いました。精密射撃銃ですからね。
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花咲かGを少量付けて

バレルに一回通しただけで、こんなに黒くなりました⁉︎

そのまま、何度か擦ると真っ黒になりました。
掃除棒を取り替えて拭き取り、新しい掃除棒に花咲かGを付けてまた擦り・・・これを何度も繰り返します。

黒いドロドロがはみ出して来るのでこまめに拭き取ります。VSR-10の時の教訓です。拭き取らないと服と部屋が悲惨な事になります。
何度も繰り返していると、だんだん黒いドロドロが付かなくなります。

いい加減疲れた辺りで拭き取って綺麗な掃除棒を通してみると・・・

端っこが少し黒くなっただけ!まぁこんなもんでしょう(^^)
バレル内面の写真を撮ろうと思ったんですが、スマホカメラでは全くピントが合わなかったので代わりに、

はみ出たドロドロを拭き取っただけのバレル端部・・・

ピカピカになりました。

マズル側はちょっと分かり難いですが、拭き取った先っちょの方は傷が少なくなったように見えます。

ピカピカだと気持ち良いですね。とりあえず、自己満足という目的は達しました^^;
チャンバーの気密向上

前回、チャンバーを弄った際にチャンバーパッキンにセロテープを巻きました。前回の記事はこちら


これで多少は改善したものの・・・

シリンダーとチャンバーだけを繋いだ気密チェックでは、まだ少しチャンバーからスーッという空気が漏れる音がしていました。
パッキンは2つ入っています。今回はバレル側・チャンバー側のパッキン共にセロテープを2周巻いて厚みを増してみました。

再度同じ方法で気密チェックすると、ピストンが殆ど動かない程度まで気密改善出来ました。
シリンダーオーバーホール
せっかくなのでシリンダーもバラします。
毎日撃っている内にコッキング時の摩擦音と空撃ち時のバィーン音が出てきたので、そろそろグリスがヘタッてきた頃合いでしょう。

見た目はそんなに汚れてないんですけどね。一応、シリンダーの全パーツを石鹸で洗っておきました。
中性洗剤でも充分なんですが原始的な石鹸の方が、綺麗に流した後のキュキュっと感が強いような気がします。
今回は、初速が多少落ちるのを覚悟の上で、グリスを厚塗りしてみました。
目的はグリス粘度の安定性向上です。冬なので各部のパーツは冷えきっています。
そこへ発射時のピストン前進により局所的に摩擦熱が生じます。
油は温度が上がれば柔らかくなります。
カレー食った後のお皿、お湯で洗うと良く落ちますよね?
あれと同じです。
つまり、グリス量を増やして局所的な粘度(温度)変化を減らそう、という狙いです。
先日、東京に雪が降った翌朝、浅い水溜まりはカチカチに凍っていましたが、バケツいっぱいに入れておいた水は表面がシャリシャリになっただけでした。
それと同じです。
単なる思い付きなので、これが命中精度に影響するか?は分かりませんが^^;
初速計測
お約束の初速測定です。銃のコンディションが気になる、と言うのが1番ですが、初速高めの銃を所持するなら、定期的に初速を測った方が安心です。
いつも通り、0.48g弾で10発です。重い弾ほど初速は下がりジュールは上がります。0.48gは本番用でもありますが、計測用でもあります。
ノーマルの次世代電動ガンで0.48gを撃ったら何ジュール出るんだろう?と、よく考えますが・・・考えるだけにしておきましょう(^^;;

10発中、最高値は0.908jでした。因みに最低値は0.874j。

10発のデータはこんな感じになりました。肝心な初速変動幅は殆ど変わってないですね(◞‸◟)
この時点での予想では命中精度も変わらないと思います。
10m実射でグルーピング計測。
さて前回の記録を超えられるんでしょうか。前回というのは

これ↑の事です。

撃ち方については特に目新しい事はありません。自宅裏の10m射場で三脚2台による依託射撃です。

弾はいつもの0.48g弾。一枚のターゲットペーパーに10発ずつ。トータル40発撃ちました。

結果はこんな感じ。予想より良いですね⁉︎

特に最後の1枚。自己ベストですね!
3枚目がちょっと散りましたが、1枚目と4枚目は前回のベストを凌いでいます!
となると重要なのは平均値。4枚のそれぞれのグルーピング値は、
12.8・17.0・23.7・11.8(mm)なので平均値は・・・16.325!です。
前回の平均値は17.5375なので、平均値が少し向上しました。
ベストの1枚なんかより、平均値で勝った事が嬉しいです(^^)
時間が無かったので40発で終わりにしましたが、もっと撃っとけば良かったかも。
考察
何が良かったんでしょうね?
前述の通り、インナーバレル磨きは影響少ないと思うんですよ。ルーズバレルだしノンホップだし。
まぁ、理想通りに「ルーズ=接触しない」のなら・・・ですが。
となると、グリスなのかセロテープなのか?以外とチューニングなんかじゃなくて基本メンテのグリスだったりして⁉︎
それとも、無選別の弾がたまたま当たりだっただけ⁉︎・・・悲しい事ですが、その可能性も高いですね。
希望的観測としては、組みながら変化を実感出来たセロテープ効果であって欲しいもんです。
とりあえずこれで、シリンダー・チャンバー・インナーバレルと手を入れたので、比較的お手軽なチューニングとしては、こんなもんですかね。
これ以上やるとすれば、お手軽域を超えた領域に突入するような気がします。例えばこれ・・・

VSR-10プロチューナー、tascoTitanさんの神業!シリンダーヘッドの摺鉢状加工です。
ろくろ・・・ですね。
tascoTitanさんのカスタムは、巷に溢れるようなカスタムとは別格です。詳細はこちら↓

まとめ
とりあえず、今回の仕様でしばらく使って、APS公式にも出てみます。
これ以上、銃の性能を上げても、私自身のウデの問題がありますからね。てゆーか9割はそっちです(TT)
ただ・・・「命中精度」・・・この言葉が持つ永遠の浪漫は追い続けたいような気もします。例えウデが追い付かなくても実用性が無くても!

この浪漫は50mシューティングと同じ、終わりも実用性も無いけど、人生の幸福度をアップしてくれる最高の夢です(^^)

では今回はこの辺で。
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